
新生活、慌ただしい朝やお昼におすすめしたいのが「海苔巻き」。
ささっと巻けて、具材たっぷり。難しそうに思えるけれど、実はおにぎり以上に手軽で満足度の高いメニューです。

今回は昔からのり巻きが朝食の定番だという、料理家の黄川田としえさんに、手軽で自由な3品ののり巻きを教わりました。今日から3日間でお届けします。
1品目は黄川田家の定番のり巻き。ひと味違う味わいです。
甘塩っぱい味噌味がくせになる
黄川田さん家の定番のり巻き

材料(1人分)
ごはん…160〜180g(好みで調整)
焼きのり…全形1枚
油揚げ…1/2枚(縦に切る)
きゅうり…1/4本(縦に切る)
紅生姜…適量
味噌…小さじ1
【卵焼き】(2人分)
卵…3個
砂糖…大さじ1
醤油…小さじ1
油…適量
※卵焼きは作りやすい分量(2人分)にしています。翌日まで冷蔵保存できるので、別の太巻きに入れる、または2人分の太巻きに使うのがおすすめです
【寿司酢】
米酢…大さじ1
砂糖…小さじ1と1/2
塩…小さじ1/8
→合わせてかき混ぜる。砂糖が溶けにくい場合は電子レンジ(600w)で10秒加熱する。
作り方
1.寿司飯を作る。

温かいごはんに、よく混ぜた寿司酢を合わせ、切るようになじませる。
2.卵焼きを作る。

割った卵に砂糖と醤油を混ぜ、サラダ油を熱したフライパンに卵液を3〜4回に分けて加えて、都度、巻いていく。

焼けたら縦2等分にして、さらに斜めに包丁を入れて2つに切り分け、写真のように横にずらし、海苔一辺の長さに合わせる。

黄川田さん:
「卵焼きはのり巻きの主役になる具材。翌日まで保存ができるので、一食分よりは二食分、まとめて焼いておくと便利です。ごはんに合う甘しょっぱい味付けなので、もちろん、余ればそのまま食べていただいてもおいしいですよ」
3.油揚げを焼く。

キッチンペーパーで油をふいた油揚げに味噌を塗り、トースターで味噌がこんがりするまで3分ほど焼く。
4.巻いていく。

巻きすに海苔の長い辺が縦になるように載せ、巻き終わりを3cm残して、粗熱をとった寿司飯を薄く敷く。

敷いたご飯の中心に、具材を並べる。最後に油揚げを味噌の面が内側にくるようにのせる。
手前から巻きすごとごはんを持ち上げ、具材を包むようにくるりと一周巻く。


黄川田さん:
「油揚げのような面の大きい具材を上に置き、支柱のように指を当てながら巻き込むと、力が入れやすくなります」

一周巻いたら手に力を入れ、しっかりと固める。はみ出ている残りの海苔も巻き込み、最後に再びぎゅっと力を入れて形を整える。

5分ほど置いて具材がなじんだら、包丁で8等分に切る。
黄川田さん:
「一度切るたびに濡れぶきんで包丁の刃を拭くと、ご飯粒のべたつきがなくなり、断面が綺麗に仕上がります」

具材の準備も短時間、巻くのも一瞬。卵を焼きおかずをさっと切る、朝食の準備となんら変わらない工程で作れる海苔巻きは、手軽なのにどこかハレの日の嬉しさがあります。
黄川田さん:
「寿司酢は今回一般的な米酢を使ったレシピにしましたが、市販の寿司酢を使っていただいてももちろんOKです。
寿司酢を作るのが面倒な日は、もちろんシンプルな白飯でもOKですが、たとえばお漬物を刻んで混ぜたり、炒りごまを混ぜたり、少しでも風味を加えておくと、飽きずに食べ切れます。
巻きすがなければラップやクッキングシートを海苔の下に敷いて代用することもできますが、初めての方は、巻きすを使った方が作りやすいです。100円ショップでも手軽に手に入るので、この機会にぜひ揃えてみてください」
海苔巻きの楽しさは、ひと口に味のグラデーションがあること。卵焼きの甘さと味噌しょっぱさ、きゅうりの爽やかさに油揚げのコク。さまざまな味がして、最後まで飽きずに食べきれました。こんな朝ごはんが待っていたら、元気に一日のスタートが切れそうです。
【写真】那須野友暉
もくじ
第1話(4月6日)
手軽に満腹、大満足。料理家さんの「定番のり巻き」
第2話(4月7日)
ひと口がにぎやか。アボカドツナマヨたくあんのサラダ巻き
第3話(4月8日)
子どもに大人気。「ウインナーとチーズのオムレツ海苔巻き」
黄川田としえ
料理家・フードスタイリスト。雑誌やweb、広告などのメディアでレシピ開発・フードコーディネートなどを手がけるほか、子どもと一緒に作る料理教室や、子どもの心と体の成長をサポートするワークショップ、企業とコラボしたレッスンを不定期で開催する「tottorante」主宰。HP:https://toshiekikawada.com/
Instagram:@tottokikawada
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