【我が家のイヌとネコ】第14話:仕事にも連れて歩く、人生の仲間になったトイプードル・RITAと福田春美さん。
編集スタッフ 田中
photo/平本泰淳
不定期連載でお届けしている、イヌやネコ、どうぶつと暮らす方々にお話をきくシリーズです。
今回は、ブランディングディレクターの福田春美さんとトイプードル・RITA(リタ)のお話。モフモフとしたかわいいクルクルの毛で、目の前に登場したリタちゃん。ぬいぐるみのような毛の奥にみえる、やさしい眼差しが印象的でした。
RITA(リタ) × ブランディングディレクター福田春美さん
photo/枦木功
当店の読み物「わたしのターニングポイント」やリトルプレス「片付ける?片付けない?」にご登場くださったこともあり、何かとご縁のある福田春美さん。
今回は打ちあわせにRITA(以下、リタ)とオフィスに来てくださったところに、リタちゃんとのお話を聞くことができました。
profile
名前:RITA(リタ)、雌(トイプードル)
年齢:11歳
性格:打ち合せや撮影が大好きで立会うことが多い。大人しくマイペース。散歩の準備は自ら進んでリードを持ってくる。
自分以外の存在を大切にできるのか?リタを迎えたのはそんな気持ちのときだった。
photo/森本菜穂子
─リタちゃんを飼うきっかけや名前の由来を教えてください。
福田春美さん:
「海外出張が減って、家にいる時間が増えた時期があったんです。そのとき、自分以外の他の存在を大切にできるのかどうか…….ということを考え始めて。一緒に暮らす犬を探し始めたんです。
犬を飼ったことがなかったので、周りの人に聞いて飼いやすい犬種がトイプードルだと聞き、トイプードル中心に探していました。
ちょうど友人が犬を飼い始めていて、同じブリーダーさんにお願いして候補のわんちゃんたちの写真をたくさん送ってもらいました。その中に一匹だけヘンテコな子がいて(笑)、その子に釘付けになったのですが、まさにそれがリタでした。
名前の由来は、クリクリパーマみたいな髪型が似ているなあと思った方がいたんです。それがボブ・マーレーの奥様がリタ・マーレーさんで、そこからいただきました」
命を預かることの大切さを感じた、共同生活のはじまり。
─リタちゃんと暮らし始めた当初のことを教えてください。
福田春美さん:
「犬を飼うということはどんなことか、また命の大切さを教えられる出来事がありました。
我が家に到着したリタは手のひらに収まるくらい小さな子でした。咳をしているので、すぐに病院に連れていったら『肺炎』という診断。次の日から1週間入院をして、毎日2回病院に会いにいくという生活からスタートしたんです。
そこで、ちゃんと向き合って、ちゃんと育てて、いっしょに住んでいくんだという決意をしましたね」
だんだん似てきた?自分とリタ、体調までもシンクロする
photo/平本泰淳
─いっしょに暮らして変わったことはありますか?
福田春美さん:
「リタとの暮らしに欠かせない毎日の散歩で、今まで話したことのない方と会話を交わしたり、季節の移り変わりに敏感になったりしています。
ごはんは自分の分と、味つけをしないリタの分とを作ることもあって、食べるものも似ているし、共にひとつ屋根の下で寝起きしているせいか、お互いに似てきたなあということがありますね。
たとえば次の日が雨で低気圧が近づいてくると、私は貧血が起きやすいんですが、リタも同じようにグッタリしていたので病院に連れて行ったら、貧血気味だと診断されたなんてことがありました。
また、長い出張のときは実家の母に預けています。母には『リタだけ里帰りしておいで』なんて言われるんですよ(笑)。そんな母、実は犬が苦手なんですが、リタだけは不思議と大丈夫なようですね」
仕事もいっしょ、フランス・パリも一緒に行きました。
photo/枦木功
─福田さんのお仕事の場面にはリタちゃんがよく登場しますよね。連れていくことが多いんですか?
福田春美さん:
「そうなんです。リタは、打ち合わせや仕事で撮影の立会いなどの場面が大好きだから(笑)。大人しく静かに話を聞いていますよ。
私がパリと東京を行ったり来たりしていたときがあったのですが、2ヶ月以上パリに滞在するときは連れて行きました。
パリでは地下鉄もレストランも、一緒に連れて行ける場所が多くて。どこでも一緒にいられてさまざまな体験をしましたね。パリコレの会場にも一緒に行きましたよ!ショーのフロントロウと呼ばれる最前列の席は、ファッションに関わる人の憧れなんですけど、リタはちゃっかり座っていました(笑)」
これから私もリタもおばあちゃんになっていくけど、一緒に人生を楽しみたい。
─リタちゃんへの思い、また伝えたいことがあればメッセージをください。
福田春美さん:
「みんなに愛される、本当に心持ちの良い子に育ってくれました。私と行動をともにして、パリをはじめ仕事に連れていかれることが多いから、社会性のある子になってくれたなと思い、感謝しています」
と言っていた福田さん、最後にリタちゃんへのメッセージで締めくくりたいと思います。福田さんありがとうございました!
RITA(リタ)ヘ
『毎日愛らしく、毎日一緒にいられることがたまらなく嬉しい。あなたがいてくれたから、できたこと、知ることができたこと、経験できたことがありました。あなたが居ない世界が想像できないから長生きしてね。
そして、これからリタも私もおばあちゃん時代に入っていくけれど、楽しい人生を一緒に歩みましょう。
離れ離れになったら、来世は私の子どもとして生まれてきてほしいくらい。愛していますよ、ずっと』
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福田春美(ブランディングディレクター)
アートやグラフィックの学校を卒業後、アパレルの道へ。アパレルショップの店長を経て『WR』を立ち上げる。2006年には自身のブランドを育てながらパリで約3年半暮らす。2010年帰国後、複数のアパレルブランドの立ち上げやリニューアルを行い、現在は『EDIT LIFE』『a day』『コルテラルゴ』などのディレクターを手がける。http://www.hamiru.com/blog/
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