【あたらしい服を買いに】第2話:カジュアルなワードローブに”ちょっぴりコンサバ”を足す「ビッグシルエットのシャツ」
編集スタッフ 田中
全4話でお届けしている「福田麻琴さんと行くお買い物」。第1話では、スタイリスト・福田麻琴さんのお買い物ルールについてお話を聞きました。
第2話からは、わたし・田中があたらしい服を買いに、アパレルブランド「URBAN RESEARCH DOORS(アーバンリサーチドアーズ)」さんを訪れます。
福田さんのお買い物ルールを踏まえて、これまでのワードローブに “大人の女性らしさ”を足したくて、服を探しに行ってきました!
今日のお買いものは
「シャツ」
ナチュラルなワードローブに、ちょっぴり”コンサバ”を加えたい
田中:
「今日からは、わたし・田中のお買い物にお付き合いください!
30代半ばになり、最近は大人っぽく少しコンサバな、きちんと感のあるアイテムも取り入れてみたいな、女性らしさを出せるものが欲しいなと思ってはいるのですが、いつも似たような服を選んでしまうんですよ。
普段はカジュアルでも、社外の方に初めてお会いする場面や行事ごと、目上の方にお会いするときなどは、そういったテイストの服も必要だと思い始めたんです」
<現在のワードローブ>
福田さん:
「わかりました!いっしょにあたらしい服にチャレンジしてみましょう。
さてワードローブを見せていただいたなかで、気づいたことがあります。田中さんの手持ちの服は、スタンダードでちょっとメンズライク、シンプルな形が多いですね。
いつも着ているものも似合っているけれど、フェミニンな形やトレンドのものでグッと大人っぽくなって、きちんと感も出せると思います」
こうして現在のわたしのワードローブを検証してくださり、店内で服えらびが始まりましました。
福田さんが選んだのは、「ビッグシルエット」のシャツ
(シャツ:URBAN RESEARCH DOORS)
福田さん:
「一枚あると便利で、秋っぽい雰囲気をもつシャツはどうでしょうか?
これはトレンドのビッグシルエットで、カーキ色。着こなし次第で大人きれいめになりそうですよ〜」
福田さんが選んだシャツを、さっそく試着してみました。
田中:
「じつは気になっていたアイテムではありますが、わたしは『いかり肩』なのでシャツを着ると、鎖骨あたりにシワが入り、メンズライクな雰囲気になるんですよね。
これ、いま着ただけだと不安です〜女性らしさはありますかね?」
福田さん:
「大丈夫です。ビッグシルエットだからこそ、肩のラインが強調されないんですよ」
不安げなわたしをよそに、ササッと整えていく福田さん。すると、いつものスタンダードなシャツよりも女性らしく仕上がりました!
着こなしのポイント
袖をまくって、手首を見せる
袖をめくり、手首をすこし見せると女性らしさが漂うという福田さん。プロのスタイリストが実践する技を教わりましました。
[1]カフス部分よりも多めに一回まくる。
[2]二回目はカフス部分をすこし見せるところまで、まくる。
[3]カフス部分をすこし折り返してニュアンスをつける
[4]肩の位置から、ちょうどいいところまで袖を上げる。
襟を少しだけ抜いて、デコルテの見え具合を調整
襟の後ろをちょっとだけ立てて、背中側の裾を引っ張って下げます。こうすると、少しだけ襟をぬくことができ、首元が空きすぎないのだそう。
裾を前だけインして、すっきり
身体の正面は、裾をちょっとだけインするのがトレンド。最初からすべて裾をしまってから出すのではなく、折りこむ位置を決めてから中にいれていくと上手にインできるのだとか。
すべてインするときも、この方法で決めていくそうです。
きょうのお買い物アイテム
きょう着た服は、ビッグシルエットのシャツ。鎖骨あたりの肌見え具合が恥ずかしくなく、気負いなく取り入れることができましました!
いままでメンズライク、カジュアルな雰囲気で着ることが多かったのですが、これからは着こなしを整えるだけで変わることがわかったので、一歩めざす理想像に近づけたような気がします。
自分のコンプレックスだったいかり肩の悩みも解消され、さらにフェミニンな印象にもなり、あたらしい服っていいなあと実感。
次回は、もうひとつワードローブになかった服「Vネック」にチャレンジしてみましたよ。ここにも悩み解決ポイントがあったので、お楽しみに!
<本ページで使用した衣料品問い合わせ先>※連絡先のないものはスタイリストまたはスタッフ私物となります。※価格は税込みです。
「シャツ」 着用したもの:8,640円(URBAN RESEARCH DOORS/03-4336-8244)
もくじ
福田麻琴(スタイリスト)
フランス留学を経て、さまざまな女性ファッション誌で活躍中のスタイリスト。今どきを取り入れたフレンチベーシックスタイルが人気。1児の母でもある。日々の様子をInstagramのでも綴っている。(@ makoto087)また、2016年9月には母と子のサイト「ハハハ!」にてスタイリスト目線でセレクトしたアイテムを紹介する予定。
URBAN RESEARCH DOORS(アーバンリサーチドアーズ)
作り手の思いが感じられる丁寧な仕事。時代を超えて愛されるシンプルで長く使えるデザイン。これまで変化や効率だけを追い求めてきた時代だからこそ、気持ちを込めて作られた価値あるものたちを、大切にし「着る・食べる・住む」という日々の暮らしを内面から心地よくしてくれるアイテムたちをセレクト。店舗だけにとどまらず、毎年秋に野外フェスティバルを開いたり、各店舗でのイベント開催などライフスタイル全般をデザインする楽しさを追求している。http://www.urdoors.com/
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