【新連載】エッセイ「木曜日になったら、純喫茶」がはじまります。
編集スタッフ 二本柳
木曜日になったら、純喫茶へ行きませんか?
今日は木曜日ですね。
週前半を駆け抜けて、週末まで残すところあと2日。
「華金だ!」 なんて出かけるほどの開放感はないけれど、このあたりで足を止め、ほっと一息つきたい頃合いです。
そんな木曜日という日のために、新しいエッセイを企画しました。
タイトルは 「木曜日になったら、純喫茶」。
片隅でひとり小説に没頭する女性や、マスターと顔なじみらしき常連さん。そんな人たちが集う昔ながらの純喫茶は、考えごとにふけるシーンにぴったり。
年季の入った椅子に腰かけて、この1週間を見つめなおしたり、好きなことに思いを巡らせたり…… のんびりとした時間を作りませんか?
これまでめぐった純喫茶は1700軒以上。難波里奈さんが綴ります。
今回、純喫茶の紹介とともにエッセイを綴っていただくのは、東京喫茶店研究所二代目所長の難波里奈 (なんば りな) さんです。
ふだんは会社勤めをしながら、仕事帰りや休日を利用して、これまで1700軒以上もの喫茶店をめぐってきたとか。「1日のうち15時間くらいは純喫茶のことを考えている」 というほど、とにかく純喫茶が大好き! な難波さん。
私もある時から純喫茶ならではの空気感が心地よく感じるようになり、その頃、難波さんの著書に出合いました。遠くてすぐには行けないお店でも 「いつかここへ行く」 と心にとめておくだけで、気持ちがちょっと上を向くんですよね。
そんな難波さんには、その月ならではの気分にフィットするお店をご紹介いただくことに。
たとえば4月なら、新生活がはじまったばかり。ソワソワ落ち着かない気持ちをそっと沈めてくれる、ひとり時間に最適な純喫茶を選んでいただきました。
エッセイは本日より月イチでお届けします。
今日という日が、みなさんにとって素敵な木曜日となりますように……。
難波さんより、はじめましてのご挨拶。
はじめまして。日々喫茶店を巡ることを何よりも至福とし、ブログ 『純喫茶コレクション』 や書籍にてその様子を記録している東京喫茶店研究所二代目所長の難波里奈と申します。
この度、素敵なご縁があり、『北欧、暮らしの道具店』にて純喫茶にまつわる話をさせて頂くこととなりました。
「木曜日になったら、喫茶店」 という素敵なタイトルはご提案頂いたもので、「金曜日の夜のように飲みに出かける解放感はまだなく、でも 『あと1 日で週末』 という心の余裕もあるのが木曜日の夜の良いところ。そんな時の寄り道の選択肢として “喫茶店” をおすすめ出来たなら」という思いが込められています。
月ごとにテーマを決めてその気分に寄り添えるような、憩いのひとときを過ごすことの出来る純喫茶を紹介していきたいと思います。本日より、お付き合い頂けましたら幸いです。
難波里奈
難波里奈
東京喫茶店研究所二代目所長。東京生まれ。会社勤めを続けながら仕事帰りや休日を利用して足を運んできた喫茶店の数は、なんと1700軒以上。ブログ
「純喫茶 コレクション」 をはじめ、著書 『純喫茶へ、1000軒』 (アスペクト)、『純喫茶、あの味』 (イースト・プレス) を通じて喫茶店の魅力を伝えている。他にテレビや雑誌などで幅広く活躍中。http://retrocoffee.blog15.fc2.com/
▽難波さんの著書はこちら
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