【マイナス3度のインテリア】第2話:日々の食卓も涼やかに♪気分を上げるテーブルコーディネート

編集スタッフ 奥村

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夏の食卓、モチベーションを上げるには?

全3話で、夏の室内を心地よくしつらえるアイデアを、インテリアスタイリストの大谷優依(おおたに ゆい)さんに伺っています。

涼しいインテリアの秘訣を聞いた第1話につづき、第2話では、食卓とキッチンの工夫を聞きました。

暑さで食欲も減退する夏は、食事や料理に対するモチベーションも下がりがち。

気分を上げるための「涼しさ」を生み出すポイントは、身近なところにありました。

 


「マイナス3度」を感じる
食卓のしつらえアイデア


 

器のラインナップを変えてみる

_MG_0114_0626▲上段右から2番目が「Fresco」の皿。左隣は錫製のおちょこ。手前右は、鹿児島睦さんの青い模様が涼しげな器。

食卓を涼しげに変えたいなら、まずは器のラインナップを変えること、と大谷さん。

毎年夏ごろに、ガラス素材や薄手の器、青や白など爽やかな色の器を、メインのラインナップに変えるのだと教えてくれました。

大谷さん:
「夏の定番は『Fresco』のガラス皿。フルーツを置いたり、パン皿に使ったり。並べるだけで爽やかな印象になるので、朝の食卓に欠かせません。

また、お気に入りなのが錫(すず)製のおちょこ。冷気の伝わりやすい素材だから、飲み物の口当たりもひんやりするんです。冷酒を注いでの晩酌が、夏の夜の楽しみに」

 

機能的な水出しボトルは2本づかい

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また、大谷さんが夏の食卓に欠かさず使用しているアイテムが、当店でも取り扱いのあるHARIOのフィルターインボトル

大谷さん:
「中国茶が好きで、夏は水出しのウーロン茶が必須(写真右)。機能的で見た目も涼しげなフィルターインボトルは、夏のあいだは2本をフル稼働させています」

写真左のフレーバーウォーターは、おもてなしにも便利でよく作るそう。

大谷さん:
「ミネラルウォーターに、輪切りにしたレモンとライム、ミントを適量入れて、30分ほど置いておくだけで出来上がりです。

口当たりがさっぱりしているから、肉料理にもぴったり。好みのフルーツとハーブを入れてアレンジしてみるのも楽しいですよ」

 

製氷皿で作る「花氷」で、食卓に彩りを

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冷凍庫から出てきたのは、目にも華やかな氷。かわいらしい見た目に、スタッフの間でも歓声があがりました。

大谷さん:
「スーパーなどで買える『食用花』を、水と一緒に製氷皿に入れて凍らせたもの。使い切れずに余ったミントなどのハーブや、カットフルーツを入れてもきれいです。氷が溶けていくさまも涼しげですよ」

冷たいドリンクに浮かべてサーブすれば、食卓に一気に「涼感」が。

製氷皿ひとつあれば1時間足らずで作れるから、急な来客の際にも便利です。

 

クロスはあえて「長め」が涼しげに

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食卓の雰囲気が変わるテーブルクロスも、夏は積極的に取り入れるそう。

大谷さん:
「クロスもブルー系で、シャリ感のあるリネン素材を選びます。あえてテーブルより少し長めのものを敷くと、端から垂れて風にそよぐ様子がまた涼しげですよ」

_MG_0179_0626▲いつもの食卓も、器やクロス使いで涼しげに様変わり。

凝った料理がなくたって、食卓へのモチベーションは、しつらえ次第で上げられるもの。

暑い時期こそ、アイテム選びで気分を変えるのはおすすめです。

 

夏でも立ちたくなる、キッチンの工夫って?

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キッチンの不快感も、夏の悩みのひとつ。暑さのせいで立っているのすら辛くなることも。

けれど自宅でも仕事をする大谷さんにとって、キッチンは「気分転換」の場。気分の上がる空間作りを心がけているそう。

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リビング同様に爽やかな空間の中で目を引くのは、大小さまざまな容器に活けられたグリーン!

ここがキッチン?と思ってしまうほどに、緑にあふれた空間です。

大谷さん:
「あえて『立ちたくなる』空間にしたくて。大好きな花やグリーンを、キッチンにも置くようになりました。料理中も視界に入るだけで和むし、気持ちもリラックスするんです。

入れ物は花瓶ではなくても、ジャム瓶やグラスなど、キッチンのスペースに合った大きさのものを使っています」

 

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カトラリーはかごに収納して、シンクの脇に設置。そのほかの細々した調味料は、目につく場所にはおかず、引き出しや棚の中にしまっておくのもこだわりだそう。

大谷さん:
「キッチンに生活感を出しすぎないように意識しています。好きなもの、目にしたい物だけをおもてに。目に入る物が少ないとすっきり開放的な雰囲気になり、涼しく感じられる気がするんです」

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暑さゆえ、夏はどうしても居づらくなってしまうスペースだから。

たとえばグリーンやお花など、好きなものを置いた自由な空間を意識してみれば、キッチンにも新しい居心地が生まれるかもしれません。

つづく第3話では、くつろぎの空間、リビングと寝室スペースの涼しさの作り方をお伝えします。

 

(つづく)

【写真】有賀傑

 


もくじ

 

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大谷優依(インテリアスタイリスト)

デザイン会社勤務を経て、スタイリストに。インテリアやテーブルコーディネートなど、ライフスタイル全般のスタイリングを手がける。雑誌・広告などで幅広く活躍中。

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