【盛り付け図鑑】第3話:お家ご飯をもっとおいしそうに!トマトパスタの盛り付けいろいろ。
編集スタッフ 齋藤
お家でカンタンにできる盛り付けについての特集を、全3話でお届けしています。第1話ではサラダ、第2話ではチーズの盛り付けをご紹介しました。そして今回は、トマトパスタの盛り付け方。
お皿の大きさや上に飾るものをちょっと変えるだけで、お家ランチでもレストランのような気分が味わえるかもしれません。
今回も引きつづき、出張料理人のマカロン由香さんに、パスタを盛り付ける際のポイントと、具材を変えたトマトパスタの盛り付け3種類をご紹介いただきました。
おいしそうな見た目は「余白」から生まれる。
手間がかからないからこそ、日頃パスタは重宝する存在。なのであまり手の込んだことはしたくないのが正直なところです。ただソースとパスタだけでは、つい色が単調になってしまいがちな気がします。
でもお皿と盛り付けの仕方のコツを覚えれば、ステキな見た目に仕上がるそうです。
マカロン由香さん:
「きれいに盛り付けるためには、お皿の余白が大切です。余白は4〜5センチあれば、バランス良く盛り付けられます」
「そこで今回使ったお皿はどれもこれも、24〜26センチのもの。
お家の場合パスタは90グラムくらい欲しいですよね。このサイズのものを使えば、90グラムくらいを盛っても、しっかり余白を作れます」
さらに、パスタをきれいにお皿に盛るときのポイントがあるそうです。
くるくるっとパスタで渦をつくる。お皿も回せばラクチンに!
STEP1
一皿に盛る量を、トングで一気にお皿へ。
STEP2
中心を定めたら、トングをひねるようにしながら、パスタで渦を作っていきます。
ここでワンポイント!
例えば背が低めの方の場合、トングを一回転させるのは難しいかもしれません。そんなときは、お皿も一緒に回してしまうとラク。こうすれば、半回転で済むそう。
STEP3
パッと手をはなせば完成!一気にお皿に移し形を作ることで、まとまりが良く、見栄えのするパスタになります。
お皿との組み合わせを楽しむ
パスタの盛り付け図鑑
柄のあるお皿なら、
色はシンプルに。
トマトクリームに、エビ、パルミジャーノチーズ、イタリアンパセリをトッピングしたパスタです。
「パスタの色彩がシンプルでも、お皿を柄のものにすることでアクセントは十分。
こういう柄がしっかりはいったものは一見使いづらいと思うかもしれませんが、見た目にも楽しい料理を目指すなら、冒険してみるのもおすすめですよ」
配色にワザあり!
3色でまとめる。
お次は、トマトソースはからめず、上にのせるスタイルにしたパスタ。
「その上にパルメザンチーズやルッコラなどを飾りました。
お皿は、ルッコラの薄緑の色彩と合わせることで落ち着いた印象に。チーズとパスタのオフホワイト、トマトソースのオレンジ、ルッコラとお皿のグリーンという3色に絞ることで、まとまりを良くしています」
具がたくさんなら、
深めのお皿でまとまりよく!
「貝殻を入れ立体感が出たパスタは、少し深めのお皿に盛りつけると、バランスが良いんです。さらにバジルでグリーンを加えることで、全体が引き締まります。
さらに魚介のパスタなので、海のような青のお皿に盛り付けました。トマトソースを和えることでパスタがオレンジになり、青のお皿とのコントラストがさらに引き立ちますよ」
ちょっとしたコツで、お家ご飯をもっと楽しく!
忙しい毎日のなかで、愛情を込めて作ったせっかくの手料理。そんな料理をもっとおいしく感じて食べられたら、日々がよりステキなものになるかもしれません。
ちょっとした盛り付けのコツを覚えるだけで、味のおいしさに、さらに見た目のおいしさも加わります。
レストランもたまにはいいけれど、やっぱりわたしは家で過ごす時間が好きなのです。
家族や友人、そしてひとりでの食事の時間がもっと楽しいものになるように、わたしも家に帰ったらさっそく盛り付けの数々を試してみようと思います。
(おわり)
【写真】小野田陽一
もくじ
マカロン由香
エコール辻東京フランス・イタリア料理マスターカレッジ卒業後、渡仏。パリのエコール・リッツ・エスコフィエで学び、ディプロマ取得。パリの名店にて修業を積む。日本における出張料理をスタートさせた第一人者として活動中。近年はウエディング・レストラン監修、企業ゲストハウス監修など手がける。
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