【お茶の間会議】どんなふうに、人に悩みを相談していますか?

編集スタッフ 寿山


お茶の間会議のテーマ
「相談の仕方」について


いい大人だからこそ周りに聞きづらいテーマについて、ときに真面目にときに楽しく語り合う、クラシコムのお茶の間会議。

今回のテーマは「相談の仕方」についてです。

なにか悩みごとに直面した時、どうやったら解決できるのか途方にくれてしまうことはあるもの。

そんなとき私は、誰かに相談するのが苦手です。行き詰まっても、自分のなかで堂々めぐりするばかり。相談上手になれたらいいのにと思っています。

クラシコムのスタッフは、どんな風に人に悩みを相談しているのでしょうか。 この機会に聞いてみることにしました。

 

本日の参加者はこちらです

参加者を、左から時計まわりにご紹介します。

【参加者1:編集チーム 奥村(27歳)】
入社2年目、東京都出身。無類のパン好きで、最近はランニングにはまり中。悩みごとは人生の張り合いで、わりと誰にでも相談できるタイプ。

【参加者2:お客さま係 西野(33歳)】
入社4年目、埼玉県出身。趣味はサッカー観戦で、悩みごとは家に持ち込まないタイプ。かしこまった相談は苦手だそう。

【参加者3:お客さま係 中川(28歳)
入社3年目、東京都出身。休日には山登りや沢登りを楽しむアウトドアな一面も。悩みは基本的にひとりで解決するタイプで、相談しない派。

 

誰に、どんなタイミングで相談していますか?

お客さま係 西野:
「わたしは友達とお酒を飲んでいるときや、一緒に旅行に行ったときなど、リラックスしている時に悩みを相談することがあります。

たまに母にも電話でポロリと話すことも。どちらにせよ、あまり深刻な風には話しません。かしこまって話すと、事実以上に大きくなる気がします。ネガティブなことってどんどん増幅するから。『最近こう思ったんだよねー』って、ライトな感じです。

アドバイスを求めているというよりは、聞いてもらう感じで、言葉にしながら『私こう思ってたんだ』と気がつくことも多いんです」

お客さま係 中川:
「わたしは相談せずに脳内シミュレーションで終わらせることがほとんどです。人に話す前に、頭のなかで “誰かに相談している自分” を想像します。

悩みを人に説明する場面で、脳内で内容が整理されて『相談するほどのことじゃないや。答えは出てるじゃん!』と、気がつく。全部終わってから、家族や友人に報告することが多いです」

編集チーム 奥村:
「わたしは2段階あって、まず心の整理がつくまでは人には話しません。モヤモヤしている最中に誰かに話して、変に意訳されてしまうと傷つくこともあるので。自分で答えを考えて、ある程度処理ができたあとは、わりと誰にでも相談します。

なんとなく自分の悩みに共通する考えとかを持ってそうな人に、『今話すといいかも!』と思った瞬間に相談することが多いです。

その時々で背中を押してもらえたり、新しい視点を得られたり。ヒントになることは何でも吸収して、最終的に納得できる答えを出します」

 

話したあとは、どんな気持ちになりますか?

お客さま係 西野:
「私の場合は、まわりにアドバイスをするというより聞き上手な友人が多くて。相談したとしても『うんうん、わかるよ』と、とにかく寄り添ってくれるんです。

だから、ただ話すだけでかなり心が軽くなる。それだけで十分だなと思います。

あとあと『あの時は心配してたんだよ。どうなった?』と声をかけてくれることもあって、その優しさで泣きそうになることも。自分も相談されたら、同じように接しようと思いますね」

編集チーム 奥村:
「誰にも話さないまま終わると、なんだか我慢して終わったような気分になるので、私にはストレスな気がします。

相談すると、気持ちがすっきりするし、悩んでいたことも忘れてケリがつくんです」

お客さま係 中川:
「わたしは自分でも答えが見つかっていないことを人に説明するのが苦手で、話しながら迷子になっちゃうんです。だから、脳内で人に説明する練習をしているうちに、自分だけで内容を整理するのが、一番しっくりくるように感じました」

 

それでもモヤモヤするときは、どうする?

編集チーム 奥村:
「モヤモヤする時は、ランニングします。行き詰まると、いてもたってもいられなくなって、走るんです。もともと運動は苦手だから、走ることに必死になります。それで頭の中が真っ白になって、リセットされるのでしょうか。

信号待ちのときに、ふと『あ、すっきりしてる。意外と大丈夫そう』と思えることが多いです。

お客さま係 西野:
「行き詰まった時ほど、淡々と生活するようにしています。家に悩みを持ち込みたくないから、なるべく日々を普通に過ごして、悩みと共存する感じでしょうか。

そうこうするうちに、悩みが蒸発して消えて無くなることもあります。後で振り返ると、あのときに解消されたのかなって、わかったりします。共存するうちに、忘れることだってありますし。

私の場合は解決することより、自分の本当の気持ちに気がつくことの方が大切なのかもしれません」

 

「相談」以外にも、手段はある?

お客さま係 中川:
「西野さんの話を聞いて思ったんですが、私は悩みを家に持ち込むタイプかもしれません。相談はしないんですが、脳内シミュレーションしている間に溜まったストレスを、わーっと一気に夫に話すことで発散している気がします。

ひと通り話し終わると『発散した?』と聞かれて『はい発散しました!』という感じ(笑)。そうやってストレスを発散できる場があるから、相談せずに自分で解決できているのかもしれません」

 

悩んだとき、自分に心地よいコミュニケーションってあるのかも

相談の進め方や、そこに求めているもの、得ていることって、本当に人それぞれだなと感じた今回のお茶の間会議。

3名のスタッフの話を聞く中で、人に相談ができない自分に感じていた疑問や違和感が、だんだん薄れていきました。相談しようがしまいが、自分が納得できる答えを見つけられたらそれでいい。たとえ答えが出なくても、時間に身をまかせることだって、一つの方法だとも教わりました。

それに、自分のことを相談できなくても、こうして人の話を聞くだけで不思議と元気がわいてくるもの。相談上手になれなくても、自分が心地よいコミュニケーションを探していけたらいいなと思います。

お茶の間会議のテーマも、引き続き募集しております

▼思いつきから始まった「お茶の間」プロローグ
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