【うちのイヌ、うちのネコ】娘さんと犬のやりとりが微笑ましい。写真家・松元絵里子さんちの「ネル」
編集スタッフ 田中
不定期連載の「うちのイヌ、うちのネコ」では、動物と暮らす方のライフスタイルを写真とともにお届けしています。
可愛らしい仕草や表情で、言葉ではなくとも気持ちが伝わってくる愛おしい存在のイヌやネコ。ときには、人間以上に何かをわかってくれ、私たちを包みこんでくれるよう。
今回は、当店でもお世話になっている写真家の松元絵里子さん宅の「ネル」ちゃんが登場です。
profile
名前:ネル
性別:メス
年齢:4才
種類:オーストラリアン・ラブラドゥードル
名前の由来:毛の質感がウールのようで温か。その様子がフランネル(コットンやウールで織った肌触りのいい温かい生地)に似ていたから。
セラピー犬の素質あり、めずらしい犬種・ネルとの出会い
松元さん:
「ネルとは、オーストラリアン・ラブラドゥードルを育てる『ひめはるの里』(千葉県茂原市)で出会いました。
この長い名前の犬種は、プードルとラブラドールの混血で、抜け毛が少なくアレルギーを持つ人にも優しいという珍しい特徴を持っているんです。
元々犬を飼いたかったのですが、ちょうど娘(現在4歳)の妊娠がわかった時期だったので、生まれてくる子供や家族のためにも、そうした性質を持っているなら安心だなと思いました。それに介助犬やセラピー犬としても活躍していると聞き、子供といっしょに暮らすのにもいい影響があるんじゃないかと期待して」
肌触りのいいものと耳そうじが大好きです
▲松元さんの仕事椅子もお気に入りの場所。よく割り込んでくるそう
松元さん:
「ネルの大好物は、肌触りのいいものと耳掃除。ブランケットやクッションはもちろん、靴下や洋服まで体の下に敷き込んでいることも。
ソファの下では、お気に入りの布を敷いて寛いでいます。犬らしく穴掘りの動作をするので、ソファに掛けている布にほころびができるほど。
耳掃除も大好きで、わたしが掃除用のグッズを取り出すと、すぐに察知してササ〜ッと寄ってきて膝の上にごろんと頭をのせています」
▲ソファに敷いているリネン。ほころんだ部分はステッチで補強。
松元さん:
「ある日、娘の洋服がたたんである上に、ネルが気持ちよさそうに寝そべっていたんです。
そこへやってきた娘が『ネルちゃん、お洋服を温めてくれてありがとう』と勘違いをして、大喜び。ネルはちょっと複雑な表情で、渋々その場から去っていきました。同じことが何度かあったのですが、面白いな〜と眺めています」
▲気持ち良さそうな布の上に寝そべるネル。
仕事「以外」のじかんも、大切にするように
▲八ヶ岳の家で
松元さん:
「ネルと暮らし始めてから約4年。娘を妊娠したのと同時期で、それまでとは暮らしが変わりました。
結婚するまでは、料理や手芸、部屋を整えることなど家での時間を楽しむことに、自分は向いていないと思い込んでいたんです。撮影の対象はインテリアや家事を取り上げることも多く、憧れはありましたが、あんまり自分ごとに捉えていなかったようです。
けれど、共に生活する家族が増えていくにつれ、自然の流れで必要なこととして捉えられるようになり、家じかんを楽しんでいる自分を再発見できています。
今は、1ヶ月に1回は長めに休みを取り、家族との時間を持つように。家族が所有している長野の八ヶ岳の別宅で過ごしています。都心とは違って、ネルも気兼ねなく過ごせているので気に入っています」
同い年の2人はなんとなくライバル意識?
松元さん:
「娘とネルは4歳で同い年。どちらかが一方的に可愛がるでもなく、なんとなく互いに気になる存在で、対等な関係を築いているように見えます。
娘は自分のカメラでネルをいろいろ撮りはじめ、同じような目線の高さであれこれ写真を撮影しています。
一方で、ネルは娘のぬいぐるみは共用だと思っているのか遊びに使います。あとでわたしが片付けておくのですが、娘には『ネルちゃんのよだれのにおいがする……』とバレバレなんです(笑)。
そうそう、わたしも夫も娘の相手ができないときは、ネルがおままごとの相手をしてくれます」
松元さん:
「今回ネルの話をすることで、支えになってもらっていたことを思い出しました。
里帰り出産で、神戸へ帰っていたころ、お医者さんには運動を勧められていて。妊娠後期のお腹がおもたい時期に、神戸の急な坂道を上がっては下りと、ネルにかなり付き合ってもらったから、本当に感謝しています」
珍しい犬種、オーストラリアン・ラブラドゥードルのネルちゃん。ふわっふわの毛に思わず触りたくなってしまう、松元さんの素敵な写真でした。
娘さんとのエピソードにはくすっと笑ってしまいましたね。これからの2人の関係がどうなるかも楽しみです。
また、次回もお楽しみに。
(つづく)
うちのイヌ、うちのネコ vol.1
バックナンバーうちのイヌ、うちのネコ vol.2
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松元絵里子
写真家。神戸出身、東京在住。2004年よりフリーランスとして雑誌、書籍、web等で活躍。自身でコラージュ作品を作る一方、2020年、グラフィックデザイナー・葉田いづみ、イラストレーター・よしいちひろ、編集者・高原たま(ネムリコーヒー)との4人を中心としたディレクションユニット「WITCHI TAI TO」を立ち上げる。作品集を出したり、企業とのプロダクト開発等をしたり活動の幅を広げている。instagram→松元絵里子 @matsuerico2 / ユニット @withi_tai_to
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