【ひと味違う、夏そうめん】第1話:野菜もお肉もさっぱりペロリ。カリカリ豚と野菜の「エスニック風そうめん」

編集スタッフ 小林

ジリジリ暑い、夏がやってきました。

この季節、おうちにあると大助かりなものと言えば、やっぱり「そうめん」。台所に立ちたくない真夏日にもささっと調理できて、食欲がなくともつるっと食べられる、なんとも魅力的な食べ物です。

とはいえ、こんなに助かる食材なのに、意外と食べ方がマンネリになりがち。

普通に食べても十分美味しいけれど、シンプルな味わいだからこそ、そうめんにはまだまだ幅広い可能性がありそうだなぁと、食べるたびに感じていました。

そこで今回お話を伺ったのは、東京・国立で「food common」を営む、戸村ご夫妻。普段は妻の沙絵さんが料理をつくり、夫の雄太さんが接客を担当、夫婦でお店を切り盛りしています。

food common のごはんは、すっと日常に馴染むのに、どこか新鮮さを感じられるものばかり。だからこそ、この特集では「いつもとはひと味違うそうめん」をテーマに、沙絵さんにレシピを教えていただくことにしました。

とはいえ、そうめんならではの手軽さはそのままにしたい。ということで、どのレシピも普段のスーパーで買える食材で、気楽に作れるものになっていますよ。

この特集は、全4回にわたってお届け。第1話では、一皿でお肉も野菜も食べられる「カリカリ豚と野菜のエスニック風そうめん」をご紹介します。

 


さっぱり、だけど食べ応えも◎
「カリカリ豚と野菜のエスニック風そうめん」


沙絵さん:
「カリカリに焼いた豚肉と、香味野菜をそうめんに合わせて、エスニックな甘酸っぱいタレでいただく一皿です。

このレシピでは新生姜のお漬物を使うのがポイント。塩気があるので、タレとの相性もよく、夏の塩分補給にもぴったり。

さっぱりしていますが、お肉が入ることで食べ応えもあり、満足感のあるレシピになっています」

 

材料(2人前)

そうめん…200g(おおよそ2把程度)
豚バラ肉…80g
新生姜漬物…20g(甘くないもの)
新生姜漬物の汁…20ml
サニーレタス …2枚
大葉…1枚
万能ねぎ…2本
パクチー …2本
トマト…1/2個(お好みの野菜でも)
レモンスライス…2枚(お好みの野菜でも)
塩…ふたつまみ

<タレ>
砂糖…15g
ナンプラー…大さじ3
水…200ml
レモン汁…1個分

今回はトマトとレモンを使用していますが、お好みの野菜に変えてもOK。千切りにしたキュウリや、素揚げしたナスなども相性がいいそうです。

 

作り方

1. タレを作って冷やす

タレの材料、砂糖、ナンプラー、水、レモン汁を合わせ、よく冷やしておく。

お好みの野菜を入れる場合(今回はくし切りにしたトマトを使用)、このタレにつけておくと、味がしみて美味しくなるそうです。

 

2. 野菜を切る

新生姜の漬物は斜め薄切りにしておく。

サニーレタス 、大葉は千切り、万能ねぎは小口切り、パクチー は1センチ幅ほどにざく切りして、混ぜ合わせておく。

レモンはスライス、トマトはくし切りにする。

 

3. 豚バラ肉を焼く

熱したフライパンには、油をしかず、そのまま豚バラ肉を焼く。

塩をふたつまみ振り、お肉から出てくる余分な油をペーパーで拭きながら、カリカリになるまで火を通す。

カリカリになったら新生姜の漬物と、漬け汁をフライパンに入れ、肉に絡めたら火を止める。

 

4. そうめんを茹で、盛り付ける

そうめんはパッケージの表示通りの時間茹で、茹で上がったら流水で洗い、水を切る。

器にそうめん、野菜、豚バラ肉と新生姜を盛り、冷やしておいたタレを回しかけて完成です。

沙絵さん:
「このレシピを美味しくするコツは、タレをしっかり冷やすこと。キリッと冷えていた方が、より美味しくいただけると思います。

また豚バラ肉を焼くときに、しっかり余分な油を取ることで、さっぱりした仕上がりになります。

もし新生姜の漬物が手に入らない場合は、白菜漬けなどでも代用できると思います。なるべく甘くない、塩気のきいたものを選ぶと、タレとの相性がいいですよ」

我が家でも早速作ってみましたが、さっぱり、お野菜もたくさん食べられて嬉しい!

特に新生姜の漬物が、いい仕事してました。お肉が入っているから、食いしん坊の夫も大満足でしたよ。

次回は、なんと5分あればできてしまう驚きのレシピ! 冷房で冷え切った身体にも嬉しい「ひっぱりうどん風そうめん」をご紹介します。

 

【写真】food common

もくじ

 

food common

みんなそれぞれに異なる「普通」があるけれど、自分たちの「普通」を表現するなら何だろう。そんな想いから、シンプルさを基幹に置き、夫婦2人で東京・国立にてお店を営んでいる。出来るだけ、目の届く範囲でつくられた食材を使用し、 昼は定食とデザート・夜は餃子とビールと日本酒を提供。現在はオリジナルのグラノーラやエプロンなども、オンラインストアで販売中。

〒186-0004
東京都国立市中1-9-37 KKビル3階
instagram: food_common

※現在のお店の営業状況はinstagramなどでも適宜情報を更新していますので、ご確認ください。


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