【久しぶりの口紅】後編:控えめだけど、きちんと感もある。「おでかけメイク」と「マスク対策」

編集スタッフ 寿山

家で過ごすことが日常になり、服装もメイクもカジュアルになるばかり。そんな中、最近リップメイクにはまっている私・寿山。

口紅をひくだけで、パッと顔が明るくなって、ちゃんとメイクしてる感もある。

服でもアクセサリーでもなく、いま私の気持ちをあげてくれるのが口紅なのです。

そこで今回は、当店のメイクアイテムの開発にもご協力いただいている、ビューティライターのAYANAさんに、リップカラーを楽しむメイク術を教わります。

1話では「家で楽しむリップメイク」を。つづく2話では、久しぶりのお出かけで、きちんと感を出したいときのメイク術と、マスク対策をご紹介します。

第1話 家で楽しむリップメイク

 

 

 久しぶりのお出かけ。メイクどうしよう?

久しぶりに出かけるとき。

ワンマイルウェアやカジュアルメイクに慣れすぎて「どうメリハリをつけたらいい?」と、戸惑うことがあります。

厚化粧をしたいわけじゃないけれど、きちんと感がほしい! そんなシーンにぴったりな、リップカラーを主役にしたメイク術をお届けします。

 

使用アイテム

 

 


きちんと感のある、おでかけメイク術


step 1

ハイライトを少し入れてみる

いつものベースメイクをしたら、少しハイライトを入れると顔に立体感が出て、艶のある仕上がりに。頬骨のたかいところにのせて指先でなじませる。

CHANEL「ボーム エサンシエル」を使用。osaji「ニュアンス スキンエフェクター/01」も同じように使えるのでおすすめ

 

step 2

眉をいつもより丁寧に描く

眉を丁寧に仕上げたいときは、アイブロウマスカラで毛流れを整える。足りない部分があればペンシルで書き足すと、より自然な仕上がりに。

shu uemura「アイブロー マニキュア /シールブラウン」を使用。テクなしでもこなれ感のある仕上がりに

 

point 3

リップカラーを主役にした
ポイントメイクに

あえてアイメイクを控えめにすることで、リップカラーを引き立てる。

KURASHI&Trips PUBLISHING シンボリック アイカラーの「フィーリングブラウン」と「フォレストグリーン」を混ぜ、二重の幅(もしくは一重瞼の際)だけにのせる。

KURASHI&Trips PUBLISHING シンボリック リップカラー「アミュレットレッド」を、唇の輪郭を丁寧に描くように引けば完成。

 

控えめで “きちんと感” も出せる赤リップ

赤リップはどうしてもハードルが高くて、モードな印象もあるからか、一度も挑戦したことがありませんでした。

AYANAさん:
アミュレットレッドは、すごく濃くついちゃうとか、赤が浮いちゃうとか、メイクテクニックが必要な赤リップではないんです。とにかく使いやすさや肌なじみの良さにこだわった赤で、使い方によってはキリッとした感じも出せます。

AYANAさん:
たとえば大切なパートナーの実家に行くときや、久しぶりの友人に会うときなど、さり気なくきちんと感も出したいときに “ちゃんと装える色” なんです。

 

マスクをしても、口紅が落ちにくい予防策

せっかくメイクをしても、マスクをしたら台無しと、がっかりすることはありませんか?

マスクをしたら口紅が落ちてしまうのは仕方ないけれど、たとえばこんな予防策が挙げられるそう。

1.  口紅の上から軽くフェイスパウダーをのせる。
2. 「塗ってティッシュオフする」を3〜4回くり返し、しっかりめに定着させる。
3.  落ちにくいティントタイプや、マットな質感の口紅を使う。

AYANAさん:
マスクを外したあとは、保湿力の高い色付きのリップバームやグロス(口紅に近い色だとベスト)を1本持っておくと安心です。歩きながらでも塗れますし、マスクをすると唇は乾燥するので、潤いも補えます。

私はCHANEL「レ ベージュ ボーム ア レーヴル」を愛用していて、あとDIOR「リップマキシマイザー」などもおすすめです。薬局でも手に入るARGELAN「カラーリップスティック」もちょうどいいと思います。

 

もう一度、メイクが楽しいと思えるように

義務感でメイクをしていたり、昔はいろいろやったけど今は……と距離ができてしまった方に向けた、当店初のメイクアイテム。AYANAさんは、その開発にずっと併走してくれました。

AYANAさん:
店長の佐藤さんはじめスタッフさんたちの理想を、どうやって商品に落とし込むか話し合うとき、いつも重視していたのは「使いやすさ」です。

きっとユーザーの年齢はさまざま。それぞれのステージでメイクと距離を感じている人たちが、まずは手にとって楽しむことができるように。もう1度ときめいて、メイクってこんなに楽しいんだと思ってもらえるようなリップカラーを目指しました。

まさにメイクに距離を感じていた私・寿山は、今リハビリ中です。正直なところ「メイクって楽しい!」とまで距離を縮められたか自信はなくて……

それでも口紅を塗ることで気分が変わること、鏡に映る自分にがっかりしないこと。些細な感情の積み重ねで、暮らしが上向く手応えを感じました。

家で過ごす時間も多いので、しばらくは人目を気にせず、自分のペースで楽しんでみようと思います。

 

▼当店オリジナルのメイクアップシリーズ

 

photo 滝沢育絵(1,13,14枚目以外)
model 菅原ユーリ
hair&make 原澤雅(LIM)
make dirrection AYANA

 

もくじ

 

AYANA

ビューティライター。コラム、エッセイ、取材執筆、ブランドカタログなど、美容を切り口とした執筆業。過去に携わった化粧品メーカーにおける商品企画開発・店舗開発等の経験を活かし、ブランディング、商品開発などにも関わる。instagram:@tw0lipswithfang  http://www.ayana.tokyo/


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