編集スタッフ　岡本

寒い外から帰ってきて食べたくなるのは、体を芯からあたためてくれる美味しいもの。

なのに冷蔵庫を開けたらほとんど食材がない！でも、もし卵がひとつとうどんがあれば、万事解決しますよ。

カンタンに作れるうどんレシピをお届けしているこちらの特集。

第3話となる今回は「卵が主役のうどん2種」を、料理家の山脇りこさんに教えていただきました。

 

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熱いうちに食べてほしい！
トロトロ卵を絡めて絶品「天津うどん」

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材料（1人分）

・卵…1個
・植物油…小さじ1
・お湯…100ml
・うどん…1玉

A
・卵…1個
・マヨネーズ…小さじ1
・塩…ひとつまみ

B
・酒…小さじ2
・醤油…小さじ2
・ごま油…小さじ2
・片栗粉…小さじ2
・しょうがすりおろし…小さじ1（お好みで）

（下準備）
・Aを混ぜ合わせておく。
・うどんは茹でて器に盛っておく。

 

作り方

1.お湯、Bの順でコップに入れてよく混ぜ合わせる

お湯はすべての調味料がよく混ざりやすい70度（コーヒーを入れるときくらい）くらいが目安。片栗粉は底に沈殿していても大丈夫です。

 

2.Aをフライパンで熱し、スクランブルエッグをつくる

フライパンに植物油を入れ熱々に熱し、あらかじめ混ぜておいたAを流し入れます。ふわっと混ぜながら、6割ほど火が入ったらうどんにのせましょう。

 

3.同じフライパンで、あんを作る

1で合わせておいたあんの素を底からよく混ぜ、沈殿した片栗粉をなじませる。

2で使ったフライパンが熱々のうちに1を加えると、30秒ほどで一気にぷるぷるのあんが完成。卵の上にトッピングして出来上がりです。

山脇さん：
「時間が経つとあんが固まってしまうので、これはぜひ、卵もあんもトロトロ熱々のうちに食べてほしいです。お酢をかけると、よりあと引く美味しさに。

卵の具に、カニカマやツナを入れるなどアレンジも楽しめますよ」

 

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小腹が空いたらコレ！
卵一つで作れる新食感の「ふわふわ卵うどん」

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材料（1人分）

・めんつゆ（表示通りに希釈する）…300ml
・卵…1個
・醤油…お好みで数滴
・うどん…1玉

（下準備）
・卵を黄身と白身に分ける。白身はカラザ*をとり、2分ほど冷凍庫に入れる。
・うどんは茹でて器に盛っておく。
・鍋にめんつゆを入れて沸かす。

※カラザ…白身にある白い部分。

 

1.白身を泡だて器で泡立てる

少しゆるいかなと感じる程度の5,6分立てでOK。冷凍庫で数分冷やすのが、泡立ちやすくするコツです。

 

2.沸かした麺つゆに、泡立てた白身を入れる

白身を入れてしばらく熱すると、ぼわっと膨らみます。ところどころ豆腐のように固まりますが、食感のひとつとして楽しめるのでそのままで大丈夫。

 

3.2をうどんを盛った器に注ぎ、上に黄身をのせる

お好みでたらりと醤油をかけて、出来上がり！

山脇さん：
「見た目も食感も面白いこのうどん。材料もステップも少なく本当にカンタンなので、小腹が空いた時に試してみてくださいね。

ネギやシソ、パクチーなど薬味で味を変えても美味しく食べられますよ」

卵とあんが麺に絡んでたまらない美味しさの天津うどん、シンプルな味付けと新鮮な食感なふわふわうどん、皆さんはどっち派でしょう？

ぜひご自宅で作って、卵とうどん、この魅惑の組み合わせを堪能してくださいね。

次回はちょっと手間をかけて、異国の味レシピをお届けします。台湾の味をうどんで再現してみますよ。

（つづく）

【写真】佐々木孝憲

もくじ

 

料理家・山脇りこ

長崎市出身。東京・代官山で料理教室リコズキッチンを主宰。台湾好きで知られ、著書にはレシピ本だけでなく旅のガイド本なども。『台湾スープ』（誠文堂新光社）、『きょうから、料理上手』（家の光協会）など著書多数。他にも、テレビやラジオ雑誌など多方面で活躍している。インスタグラムはこちら@yamawakiriko

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