【おやつとコーヒー】第2話:片付けラクチン♪ワンボウルで作る、スコーンのレシピ
編集スタッフ 寿山
秋が深まってくると、無性にあったかいコーヒーを飲みたくなる瞬間て、ありませんか?
ちょっと特別なおやつが食べたいなあと思うこともしばしば。とはいえ遠くに買いに行くことが難しい今、初心者でも簡単に作れる焼き菓子のレシピを教わることにしました。
今回レシピを教えてくれたのは、金工作家であり、お菓子作家でもある川地(かわち)あや香さん。
1話では、小麦粉と油で作るシンプルなクッキーのレシピをお届けしました。2話ではワンボウルで作るスコーンをご紹介します。
片付けラクチン!ワンボウルで作る
基本のスコーン
材料(6個分)
A
・薄力粉…130g
・全粒粉(なければ薄力粉を150gに)…20g
・きび砂糖… 40g
・塩…小さじ1/4
・ベーキングパウダー…小さじ1
・好みの植物油…35g
・ヨーグルト(無糖)…40g
※砂糖は、なじみのある材料で置き換えても◎
1.Aをボウルにふるい入れ、ダマをなくす
Aの粉をボウルにふるい⼊れ、泡だて器で混ぜてダマをなくす。
2.粉と油をすり合わせ、ひとまとめに
粉のボウルに植物油35gを⼀度に⼊れて、両⼿で⼿早くすり合わせてそぼろ状にする。
粉気がなくなったら、ヨーグルト40gを加えゴムベラで切るように合わせてひとまとめにする。
3.平たくのばして半分にカット、を3回繰り返す
2センチの厚みに平たくし、半分にカットする。きれいな⾯を上にしながら重ねて、また平たくつぶして半分にカットして重ねるのを3回繰り返す。
6等分にカットして、クッキングシートを敷いた天板に並べる。
4.170℃のオーブンで、20分焼く
つや出ししたいときは、⽜乳か⾖乳(分量外)を刷⽑で上⾯に塗り、170℃に温めたオ ーブンで20分焼く。
川地さん:
「今回きび砂糖を使いましたが、ご自宅にある砂糖におきかええても大丈夫です。粒の⼤きいてんさい糖を使うと、焼きたてはザクザク、時間が経ってからはしっとりとした感じになって、それもまた美味しいですよ」
好みに合わせて、アレンジもできる
▲右上のアレンジは、上から時計回りにプルーン&オレンジピール、バナナ、すももクランブル。基本のスコーンには、豆腐で作ったクリームと、赤すもものジャムを添えて
川地さん:
「バナナやすもも、リンゴなどの⽣フルーツに砂糖をまぶしてからうずめて焼くのも、上⾯でフルーツの果汁がジュワっと出てきたのがタルトのようで美味しいです。
アレンジといっても、⽣地が出来上がってから上にのせて焼くだけなので、6個のうち3個はフルーツアレンジにするのもおすすめ。それからヨーグルトに味噌または塩麹を⼩さじ1⼊れると、チーズのような味わいを楽しめます」
スコーンに合う、おすすめコーヒー
コーヒー好きという川地さんに、スコーンに合うコーヒーを教えてもらいました。
川地さん:
「このスコーンにはジャムを添えて、『THE COFFEE POSTMAN』のエチオピアイルガチェッフェと一緒に味わいます。フローラルさがありつつも熟成感の味わえる中煎りのコーヒーで、フルーツ入りの焼き菓子にベストマッチです」
……
週末に朝ごはんを食べたあと、ドラマを見ながらスコーンを焼いて、もう1杯コーヒーを楽しみました。そのくらい気軽に作れる、ワンボウルのスコーンレシピ、ぜひお試しください。
【写真】志鎌康平
もくじ
川地あや香
金工作家、兼お菓子作家。東京芸術大学にて金工を学んだ後、飲食店勤務を経て2012年に山形県へ移住。シンプルであたたかみのある金工作品を制作しながら、「カワチ製菓」の屋号で滋味深い素朴なお菓子も制作している。著書に『おやつとスプーン』がある。kawachiayaka.com
about coffee……
THE COFFEE POSTMAN
「エチオピア イルガチェッフェ アナエロビック
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