【おやつとコーヒー】第3話:バターも卵も使わない。豆腐のマフィン
編集スタッフ 寿山
肌寒くなってくると、無性にあったかいコーヒーを飲みたくなる瞬間て、ありませんか?
週末はとくに、ちょっと特別なおやつが食べたいなあと思うこともしばしば。とはいえ遠くに買いに行くことが難しい今、初心者でも簡単に作れる焼き菓子のレシピを教わることにしました。
今回レシピを教えてくれたのは、金工作家であり、お菓子作家でもある川地(かわち)あや香さん。
1話では小麦粉と油で作るシンプルクッキーを、2話ではワンボウルで作るスコーンをお届けしました。
3話目は、卵もバターも使わないマフィンのレシピです。
小麦粉と油でつくる、シンプルクッキーワンボウルで作る、基本のスコーン
卵もバターも使わないのに、しっとり
基本のマフィン
材料(6個分)
A
・薄力粉…150g
・塩…小さじ1/4
・ベーキングパウダー…小さじ1.5
・絹豆腐…120g
・きび砂糖(またはてんさい糖)…50g
・好みの植物油…50g
※砂糖は、なじみのある材料で置き換えても◎
1.Aをボウルにふるい入れ、フワッとさせる
Aを⼤きめのボウルにふるい⼊れるか、泡だて器でよく混ぜてふわっとさせる。
2.豆腐と砂糖、油をよく混ぜる
別のボウルに絹⾖腐120gを軽く⽔を切っていれ、泡だて器でつぶしながら、クリーム状になるまでよく混ぜる。そこにきび砂糖50gを⼊れ、粒が⾒えなくなるまでよく溶かし混ぜる。
▲混ぜ上がりの目安はこれくらい
さらに植物油50gも加え、均⼀なとろりとした液体になるまで混ぜる。
3.粉と(2)を合わせ、切るように混ぜる
(1)の粉の中央に(2)を⼀度に⼊れ、ゴムベラで切るように混ぜ合わせる。
4.180℃のオーブンで、25分焼く
▲生地は平らにせず、こんもり盛るとふっくらと仕上がる
マフィン型に、マフィンカップを敷くか、油を薄く指で塗って、生地を均等に流し⼊れる。180℃ に熱しておいたオーブンで25分ほど焼き、型から取り出して冷ます。
川地さん:
「焼きたても美味しいですが、半⽇経ってしっとりしたときも美味しいです。 粉の⼀部を全粒粉やアーモンドパウダーにするとさらに⾷べ応えがありますよ」
好みに合わせて、アレンジもできる
▲写真下のアレンジは、ハーブ入りとりんごクランブル
川地さん:
「たとえばオレンジピールや⼲しバナナなどのドライフルーツやナッツを⼊れるとどっしりして、⾷べ応えがでます。
ローズマリーやバジル、⻘シソ、ミントなどのハーブ(なんでも)を刻んでいれ、 ⽢さを少し控えめにして、お⾷事系のマフィンとして⾷べるのもおすすめ。チーズやドライトマトなどもよく合います」
マフィンに合う、おすすめコーヒー
コーヒー好きという川地さんに、マフィンに合うコーヒーを教えてもらいました。
川地さん:
「このマフィンには、中煎り~深煎りのコーヒーと合わせることが多いですが、今日はスターバックスのエスプレッソ(ディカフェ)と一緒にいただきます。ディカフェなのにしっかりとしたコクと深みを感じられる豆。午後15時以降はディカフェを淹れることが多いです。コーヒーは好きなのですが、睡眠の質は死守したいので重宝しています(笑)」
……
どのレシピも、家にあるものでパッと作れるものばかり。食べたいときに作って、焼き立てを頬張る。あとはコーヒーがあれば、もう何もいらない。そんな幸せのてっぺんを家で味わえるのは、なんとも贅沢なことだなあと思いました。
【写真】志鎌康平
もくじ
川地あや香
金工作家、兼お菓子作家。東京芸術大学にて金工を学んだ後、飲食店勤務を経て2012年に山形県へ移住。シンプルであたたかみのある金工作品を制作しながら、「カワチ製菓」の屋号で滋味深い素朴なお菓子も制作している。著書に『おやつとスプーン』がある。kawachiayaka.com
about coffee……
スターバックス
「エスプレッソロースト(ディカフェ)」
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