【お守りスープ】第2話:体の疲れを感じたら。「春菊と牛肉のしょうがスープ」

今年もあと少し。慌ただしい師走ですが、できるだけ健やかに乗り切りたいものです。
そこで今回は、がんばらずに作れて体にやさしい、元気が出るスープ3品を、料理家で国際中医薬膳師の齋藤菜々子(さいとう ななこ)さんに教わりました。
2品目は、体の疲れを感じた時におすすめのスープです。
スタミナ補給にぴったり。
牛肉と春菊、しいたけのスープ

材料(2人分)
牛切り落とし肉…100g
春菊…1/2束
しいたけ…3個
しょうが…2片
サラダ油…小さじ1
塩、こしょう…適量
A
水…500ml
塩…小さじ1/4
しょうゆ…小さじ1
酒…大さじ1
【下準備】
・牛肉は食べやすい大きさに切る。春菊は4cm長さ、しいたけは軸を落とし薄切り、しょうがは千切りにする。
お守り食材は、牛肉・春菊・しいたけ

齋藤さん:
「疲れやすかったり、やる気が出ないと感じるときは、体にエネルギーを補給してくれる食材がおすすめ。
薬膳では『気を補う』といいますが、牛肉をはじめとするお肉、しいたけや舞茸などのきのこには、弱った体を補強してくれる効果があります。
春菊のような香りの豊かな食材は、香りによってイライラした気持ちを沈め、リラックスさせてくれる効果が。他にゆずなどの柑橘類やハーブ、薬味などもおすすめです」
作り方
1.鍋にサラダ油を中火で熱し、牛肉を炒める。

牛肉の色が変わったらしいたけとしょうがを加え、しんなりするまでさらに炒める。

2.1にAを加え、煮立ったら春菊を加えて、中火で1〜2分煮る。仕上げに塩、こしょうで味をととのえたらできあがり。

齋藤さん:
「春菊は最後に入れて、煮込みすぎないようにした方が、えぐみが出ずきれいな緑色に仕上がります。
牛肉からたっぷりの旨味が出るので、だしいらずでも十分おいしく仕上がりますよ」

牛肉の旨味が染みたスープはスタミナ満点。けれどしょうがのおかげでさっぱりした口当たりになっていて、疲れた体でも口にしやすい、ほっとするような味わいでした。
こちらはジップロックに入れて、冷蔵で3日、冷凍なら1〜2週間保存OK。牛肉がお手頃な時にまとめて作り、ストックできたら便利ですね。
【写真】濱津和貴
もくじ


齋藤 菜々子
料理家、国際中医薬膳師。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材で作る親しみやすい家庭料理のレシピを雑誌やwebで提案している。近著に『体にいい煮込みおかず』(ワン・パブリッシング)、『基本調味料で作る体にいいスープ』(主婦と生活社)など。Instagram:@nanako.yakuzen
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