【夏こそ挽き肉料理】第3話:器にどん、と乗せるだけ。大きなシューマイ
ライター 吉田彩乃
真夏でも食欲をそそる挽き肉料理のレシピを、料理家の堤人美さんに教えていただきました。
パワーをみなぎらせるにはもってこいのお肉。挽き肉であれば、ステーキなどのガツンとした肉料理に比べて暑い時にも食べやすいはずです。一口、二口と食べるうちにたちまち心もお腹も満たされて、元気になってくるでしょう。
3品目は、大きなシューマイ。シューマイといっても皮に包む必要はなく、器に挽き肉を盛ってレンジで温めるだけで完成する、とってもかんたんなレシピです。
大皿にまとめるだけ!
豆腐を混ぜて作るさっぱり味のシューマイ
材料(2〜3人分)
玉ねぎ…1/4個(みじん切り)
かたくり粉…各小さじ2
【A】
鶏ひき肉…150g
絹ごし豆腐…75g
酒・しょうゆ…各小さじ2
ゴマ油…大さじ1
塩…小さじ1/4
しょうが…1/2かけ
シューマイの皮…5枚(千切りにする)
作り方
①玉ねぎとかたくり粉を混ぜる。
▲かたくり粉でコーティングすることで玉ねぎから水分が出にくくなり、肉のまとまりがある仕上がりになります。
②Aをボールに入れてざっくりと数回混ぜる。
▲全部一気に混ぜるので、手早く作れます!
▲豆腐の塊が残ったままでもOK。ざざざっと混ぜます。仕上がりの食感をなめらかにしたいときは、よーく混ぜてください。
②耐熱容器か器に入れて直径12cmほどにまとめてシューマイの皮を散らす。
▲ボールのなかで軽く一つにまとめ、ドン! と器に乗せます。
▲器の上で餡を平らにならすだけ。餡を皮に包まなくていいんです。
▲シューマイの皮をはらはらと散らします。ここが、シューマイの味になるポイント。
③濡らした厚手のペーパーをかけ、ふんわりとラップをする。600wの電子レンジで6分ほど温めたら完成。
▲タオルペーパーはレンジで温めている間にすぐ乾いてしまうので、しっかり濡らします。
▲ラップはふんわりと
堤さん:
「辛子、酢やラー油で召し上がってください。
お豆腐を入れることによって、適度な甘味としっとり感、ふんわり感がうまれます。
お豆腐なしで作ってもOK。その場合は、肉の量を200gにし、よく練りましょう。肉だけの場合は、練った方がふんわりします」
餡を皮で包む必要もないし、せいろを使う必要もなし。それでも、肉感があって玉ねぎが香り、皮の風味も加わって、ちゃんとおいしいシューマイができあがるんです。せいろで蒸すのが好きな人は、器ごとせいろに入れて火を通してもかまいません。
お豆腐を入れることで、暑い日でも食べやすいさっぱりとした味や、健康に気づかう方にぴったりのヘルシーな味に仕上がります。
お豆腐なしで作れば、肉感が引き立ち、食べ応えがアップ。気分に合わせてアレンジできる、自由度の高いレシピです。
暑さの厳しい日には元のレシピ通りお豆腐を入れてさっぱり仕上げ、だんだん寒くなってきたらお豆腐を抜いて肉感を強めるなどして食べ分けるのも良さそうです。
【写真】上原朋也
もくじ
堤 人美
京都生まれ。料理研究家のアシスタントを経て、独立。材料はシンプルで、作りやすくて手軽なレシピが人気。主な著書に『ごちそう! いつも使い ! ストック! なんでも自在! 挽き肉料理』(グラフィック社)、『野菜はあたためて食べる!』(新星出版社)などがある。
Instagram: @hitotsutsu
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