編集スタッフ　岡本

朝夕と毎日向き合うキッチンに並ぶ、いくつもの台所道具。

最近そこにずっと気になっていた、丸いまな板を迎えました。

3つあるサイズのなかから選んだのは、直径25.4cmの一番小さいサイズ。

この些細な変化が食事作りで直面する「ちょっと億劫」を解消してくれるきっかけになったのです。

 

佇まいにキュンとする、丸いまな板

丸いまな板を初めて見たのは、料理上手な友人の家に遊びに行ったとき。シンクのそばにさりげなく置いてある姿にキュンとして、いつか手にしたいと思ったのでした。

数年の時を経て、当店の商品ページで再会したときは、きっと全く同じものではないにしろ「あのときのまな板だ！」と一人静かに心踊ったのを覚えています。

そしてわが家に届き、うきうきと箱を開けてまず驚いたのは、その香りのよさ。

素材は青森県のヒバ材を使用しているのですが、天然素材ならではのすっきりとした木の香りがふわんと漂って、しばらくその香りに癒されていました。

同封されていた説明書には「もし香りがつよく感じたら米の研ぎ汁に漬けてみて」と、解消するための知恵も書いてありましたが、個人的にはいつか消えてしまうこの香りを今だけ満喫するぞと、すすんで香りを楽しんでいます。

 

小さいけれど、スペースを最大限に使えるから

さて、重要な使い心地はというと。

使い始めて数週間、日々丸型だからこその良さを感じています。

一番は奥行きに余白があること。

コンパクトでありながら、奥行きがあるので「切ったあとのちょい置き」がこのサイズでも叶いました。

バイヤーが話していた「まな板の一番よく使う部分だけを切り取ったような形」という言葉に納得！ これは使用頻度が高まるぞと、初めて使ったときに感じたほどです。

普段メインとして使っているまな板は、縦28cm×横36cmと、朝食の準備でちょこっと使いたいときなどに、少し大きいなと感じていました。

使い慣れている長方形の形で小さいサイズを探してもよかったのですが、この余白を感じるたびに丸型を選んで正解だったなあと感じています。

 

水気のある食材もストレスなく

トマトや桃など水分をたっぷり含んだ食材を切ると、まな板の上がびちゃっとしてしまうのがプチストレスでした。

でも木製まな板ならではの良さで、ほどよく水気を吸収。

大きなトマト2個分をざく切りにした後も、サッと水で流すだけできれいに元通りです。

まな板から水分が溢れて、濡れた作業スペースをキッチンクロスで拭いて、そのクロスを洗って干して……というこれまで半ば無意識で行なっていた工程が省かれて、効率的に料理が進められるようになった気がします。

 

天然素材のお手入れは心配だったけれど

ひとつ心配だったのは、お手入れのこと。

これまで何度か木製のまな板を使っては早々に黒ズミをつけてしまい落ち込むことがありました。

今回は長く付き合うためにも丁寧にお手入れしなくては、と意気込んで説明書を読んでみると……、

・おすすめは、タワシでごしごし洗い
・お湯ではなく、水で流すこと（肉や魚のタンパク質が固まって落ちにくくなるため）
・食用洗剤の使用は控えめに
・洗った後は拭きあげて、よく乾燥を

とあり、思ったよりもシンプルなお手入れ方法で安心。

とくに大切なのは、水分をよく拭いて乾燥させることなのだそう。とはいえ、洗ったあとはカゴに入れてそのまま忘れてしまうこともしばしば。

そんな人は、洗った後にキッチン用除菌アルコールスプレーをシュシュっとするのもいいそうです。アルコールはすぐに揮発するので拭きあげなくてOK。私としてはこちらの方が習慣にしやすかったです。

たまに日陰の風通しのいいところに置いて夕涼みさせています。

 

サブまな板として買ったけれど

果物や浅漬けなど、ちょっとした食材用にと新しく加えた丸まな板でしたが、いつしかメインのまな板よりもよく手に取るようになっていました。

私が使っているのは（小）なので、一番コンパクトなタイプですが、それでも十分。主菜のおかずや副菜作りは、切ったらそばのバットへ。味噌汁の具は切ったらそのまま鍋へ。

これひとつでリズム良く夕飯の支度ができるようになりました。

まな板が小さいので作業スペースが広く取れて、キッチン全体の使い勝手が良くなったような気さえしています。

よく料理をする夫も「この新しいまな板使いやすいな〜」と、同意見の様子。このまな板を迎えたことで、生活雑貨がもたらす暮らしへの小さな嬉しい変化を感じています。

 

▼愛用している丸まな板はこちら

▼他に大きなサイズも揃っています

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