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【あの人のデスク事情】アンティーク机の下に、お気に入りのシェーカーボックスを置いて（プレス担当・山野内裕紀子さん）

編集スタッフ糸井

自宅の一角で、デスクワークをするならば。仕事がはかどるように、かつインテリアとしても素敵にしたいです。

デスクやチェアは？　書類の管理はどうしてる？　気分のON/OFFの仕方も知りたいところ。

この連載では、気になるあの人の「デスク事情」について伺います。今回ご紹介するのは、ADIEU TRISTESSE（アデュートリステス）とLOISIR（ロワズィール）のプレス担当をしている山野内裕紀子（やまのうちゆきこ）さんのデスクです。

山野内さん：
「一人暮らしをはじめる際に、先輩から譲り受けたアンティークデスクを10年程愛用しています。聞くと『POST（旧limArt）』で購入したものだそう。

古いミシン台を改造したもので、小さな引き出しが付いているのが愛らしい。コンクリート打ちっぱなしの部屋と、アンティークとの組み合わせもどこかモダンで気に入っています。

スツールは、20年程前にライフスタイルショップで購入。気に入った椅子が見つかるまではとりあえず……という思いで使っていたのですが、思いの外、立ち座りが楽で定着しました。

煮込み料理をする時は、キッチンに持っていったり、高いところの荷物を取るのに使ったり。ひとつで何役にもなる、スペースを取らない便利な椅子です」

山野内さん：
「今の家に引っ越した際にオーダーした本棚は、部屋に合わせて棚をカスタマイズできる『ヒガシ』のオリジナル。猫と暮らす友人の家に壁一面の本棚があるのですが、その本棚には猫が楽しめるキャットタワーが付いていて。そんな猫にも本にも優しい作りなところに惹かれました。

組み立ては自分でやるので大分苦戦しましたが、苦労した分、愛着も増しています」

山野内さん：
「使っていくうちに色の変化が楽しめる、シェーカーボックス。ざっくり物を入れられて、置いておくだけでもインテリアの一部となる美しい佇まいがお気に入り。

中に入れているのは、様々な旅先で購入して集めたポストカードやノートなど。仕事柄、手紙などを添えることが多いので、さらっと書きやすいサイズのポストカードをストックしています」

山野内さん：
「可愛いパッケージのお菓子箱なども昔から好きで、なかなか捨てられず、使えるものは小さな収納として使っています。ここには、よく使うクリップ類やポストイットなどの文房具を入れています」

山野内さん：
「朝は必ず音楽とコーヒーで、スタート。一日のはじまりに心地よい音楽を聴くと、程よく力が抜けて良いスタートが迎えられる気がしています。

気分のスイッチを入れるのにコーヒーやお茶などの暖かい飲み物を。お気に入りのコーヒーは『LOISIR×BROWN’S CAFÉ&BEANS』のHOTEL BLEND。『旅に出た時にデフォルトの自分に戻れるコーヒー』というテーマでブレンドされたもので、フレーズの通り、いつもを再現してくれるホッとするような味。

お茶はモデルのカイノユウさんが手がける、地元静岡のお茶をつかったブランド『SA THÉ SA THÉ（サテサテ）』の和紅茶。ミルクを入れて飲むのがお気に入りです」

山野内さん：
「OFFにしたい時は香りで変化を付けることが多いです。オンからオフへ、仕事をもうすぐ区切るぞという意味も込めて使っています。

イギリスのノッティンガムで生まれた『LO（ロー）』のキャンドル。ブランドのテーマも好きで、『キャンドルに火を灯したときに、自分の記憶が誰かの記憶と重なり合って、そのコラージュの香りで優しい気持ちになれたら』、という思いから誕生したもの。色とりどりの庭を思わせるフローラルブーケの香り、gertrudeがお気に入りです」