【今夜は、お気楽グラタン】04:ほっこり味噌風味。「ホタテとほうれん草の豆腐グラタン」
編集スタッフ 藤波
チーズがとろり、熱々のグラタンは寒い季節だけのお楽しみ。子どもの頃から大好きだけれど、どうしても手間がかかってしまうのと、カロリーもちょっぴり気になるところです。
なんだか忙しなくて疲れも出てくる年末に、しっかり野菜がとれて、心と身体を温めてくれるグラタンがあったら嬉しい……。
そんなレシピを、自炊料理家®︎の山口祐加(やまぐち ゆか)さんに伺っています。第4話では、豆腐を使ったヘルシーなグラタンをご紹介します。
ほんのり味噌の、やさしい味わい
「ホタテとほうれん草の豆腐グラタン」
材料(2人分)
絹豆腐…1丁(300g)
ほうれん草…1束
オリーブオイル…大さじ1
ベビーホタテ…140gくらい
味噌…小さじ1
牛乳…1/4カップ
塩…ひとつまみ
黒胡椒…適量
ピザ用チーズ…30g〜40g
作り方
1. 豆腐をキッチンペーパーに包んで600wのレンジで3分加熱する。レンジからボウルを取り出し、火傷に気をつけながらキッチンペーパーを外す。
2. 豆腐を泡立て器で潰し、出てきた水分をキッチンペーパーでしっかり吸い取る。味噌と牛乳を入れて伸ばす。
▲ソース状にしたい方は、ブレンダーなどを使うのもおすすめです
▲出てきた水分をキッチンペーパーで吸い取ってから、味噌と牛乳を加えます
3. ほうれん草は根元を切り落としよく洗い、3cmに切る。フライパンに入れてオリーブオイルを回しかけ、蓋をして中火で3分蒸し焼きにする。
▲ほうれん草は、火の通りにくい茎側を下にしてフライパンに入れるといいです
4. フライパンの蓋を取り、ベビーホタテを入れて2分炒める。塩ひとつまみと黒胡椒で味をつける。
5. 豆腐ソース(手順2)を加え2〜3分煮て、好みのとろみ具合に調整する。耐熱容器に移してチーズをふりかけ、250度のオーブンで10〜15分焼いたら完成。
▲プツプツした泡が出てくるまでしっかり水気を飛ばした方がいいそう
▲この時点で、水気が気になればキッチンペーパーで拭き取る
山口さん:
「これまで紹介してきたレシピの中でも、このグラタンは一番ヘルシーだと思います。グラタンと言いつつ、野菜がたっぷり食べられるのもいいですよね。
ほうれん草は小松菜などお好みの旬の野菜に変えても大丈夫です。
料理、ましてやグラタンと聞くと難しそうで身構えてしまう方も多いと思いますが、『こんな感じでもいいんだ〜』と気楽に思っていただけたら嬉しいです」
豆腐のグラタンはちょっぴり味噌が効いていて、なんとも素朴でやさしい味わい。白米と合わせてさらっと食べたくなりました。
今回グラタンレシピを教わりながら、自炊料理家である山口さんが話す “家のご飯にしかない普通のおいしさ” や “手触り感” を再確認できた気がします。
いいことがあった日も、そうじゃない日も。自分でつくる野菜たっぷりの温かいグラタンが、まだまだ続く寒い季節を支えてくれそうです。
【写真】土田凌
もくじ
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山口祐加
自炊料理家®️、食のライター。1992年生まれ、東京都出身。出版社、食のPR会社を経てフリーランスに。料理初心者に向けた料理レッスン「自炊レッスン」や執筆業、動画配信などを通し、自炊する人を増やすために幅広く活躍中。著書に『楽しくはじめて、続けるための 自炊入門』『ちょっとのコツでけっこう幸せになる自炊生活』『週3レシピ 家ごはんはこれくらいがちょうどいい。』など。Voicyにて「山口祐加の食べラジオ」を配信中。
Twitter:@yucca88、Instagram:@yucca88
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