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【お酢でおいしい夏ごはん】02:酸味とコクがやみつきになる「トマトのビネガークリームパスタ

【お酢でおいしい夏ごはん】02:酸味とコクがやみつきになる「トマトのビネガークリームパスタ

ライター 瀬谷薫子

さっぱりしたものが恋しい夏。お酢の力でいつもの料理も食べやすくアレンジしたいものです。

今回は料理家のスズキエミさんに、お酢を効かせたおかず&麺もの4品を教わりました。

2品目は手軽なパスタ。夏には避けがちなクリームソースも、お酢でこんなに変わるんです。
特集の1品目はこちらから

 


濃厚、なのにさわやか
「トマトのビネガークリームパスタ」


材料(2人分)

スパゲッティ(1.7mmくらいの太さ)…200g
玉ねぎ…1/4玉
しめじ…1/3株
トマト…中1玉
ベーコン…3枚
にんにく…1片

オリーブオイル…大さじ1
生クリーム…100cc
米酢…大さじ1
(仕上げに)こしょう、パルメザンチーズ…適量

※お酢はまろやかで食べやすい米酢がおすすめ。なければ穀物酢でも作れます。

 

作り方

1.具材を切る

玉ねぎは5mm幅のくし切りに、しめじは石づきをとって手でほぐし、ベーコンは1cm幅に切る。にんにくは半分に切り、エグみのある芯を取り除き潰す。トマトは皮をむきざく切りにする。

スズキさん:
「トマトは湯むきしなくても、フォークに刺してコンロでさっと炙ればかんたんに皮がむけます。

皮をむくとソース全体にトマトの旨みが染み渡り、格段になめらかに仕上がるので、ぜひ試してみてください」

 

2.パスタを茹でる

沸騰したたっぷりのお湯に1%の塩を加え、袋の表示より1分短くパスタを茹でる。

 

3.具材を炒める

フライパンにオリーブオイルをしき、にんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったら玉ねぎとベーコンを加えて炒める。

ベーコンが白っぽくなったら、トマトとしめじを加え、トマトから出てくる水分で全体がしんなりするまで煮詰める。

 

4.ソースとパスタを絡める

中火のまま生クリームと酢を加え、ひと煮立ちさせたら、茹で上がったパスタとゆで汁80mlを加えて全体を絡めればできあがり。仕上げに好みでこしょう、パルメザンチーズをかける。

スズキさん:
「味付けはパスタのゆで汁に入れた塩だけなので、味見して足りなければ好みで塩を足してください。

お酢を合わせても負けないように、ソースはしっかり濃厚に仕上げています。なので牛乳ではなく、生クリームを使ってくださいね」

コクがあるのに後味さっぱりのビネガートマトクリーム。お酢を加えることで、定番のトマトソースとはひと味違う、お店で食べるような洗練された味になりました。

子供から大人までみんなが好きそうな食べやすい味わいは、一度食べたらクセになること間違いなしです。

 

【写真】市原慶子


もくじ

スズキ エミ

料理家。料理教室「暦ごはんの会」、オンライン料理教室「一汁一菜暦ごはん」主宰。夫と小学生の息子との3人暮らし。素材の持ち味を生かし、日本の季節を身近に感じられるようなごはん作りを、書籍や雑誌などで提案している。Instgram:suzukiemi.gohan

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