【飽きないお好み焼き】01:ふんわりシャキッ。野菜たっぷり、黄川田さん家の「定番お好み焼き」
ライター 瀬谷薫子
肉も野菜もこれ一品で、お腹にもたまるお好み焼きは忙しい日々のお助けメニュー。手軽に作れるから、わが家では毎週のように献立にのぼります。
今回はソース味だけじゃない、味のバリエーションもさまざまな「飽きないお好み焼き」4品を、料理家の黄川田としえ(きかわだ としえ)さんに教わりました。
まずは王道の味から。定番のようでちょっと新しい、黄川田家の「お好み焼き」をお届けします。
たたき長芋でふわふわ食感。
野菜がたっぷり食べられる「黄川田さん家のお好み焼き」
材料(2人分)
基本の生地
・きゃべつ…200g
・長芋…80g
・卵…2個
・薄力粉…80g
・だし汁(水50mlに顆粒だし小さじ1を混ぜる。だしの種類はお好みで)
・塩…小さじ1/4
豚バラ肉(肩ロース、もも肉などお好みでOK)…120g
油(サラダ油など風味の薄いもの)…大さじ2
ソース、マヨネーズ、青のり、かつお節…適量(仕上げ)
作り方
1.長芋は皮をむいてポリ袋に入れ、めん棒で叩いて粗くつぶす。
黄川田さん:
「かたまりが残りつつ、少し水分が出てくるくらいまでつぶしてください。生地にふんわり感を出しながら、適度に長芋の食感も楽しめます」
2.きゃべつは1cm角に切り、豚肉は5cm幅に切る。
ボウルに1と卵、だし汁、塩を入れて泡立て器で混ぜ、薄力粉を入れてさらに混ぜる。
▲粉気と大きなダマがなくなる程度に混ぜればOKです
きゃべつを加えて、全体になじむようざっくりと混ぜる。
3.フライパンにサラダ油の半量を入れて中火で熱し、豚肉の半量を並べ、2の半量を上に丸くのせる。
4.ふたをして3分焼いたら裏返し、ふたをせず3分焼く。同様にもう1枚焼く。
5.皿に盛り、ソース、マヨネーズ、青のり、かつお節で調味すればできあがり。
黄川田さん:
「大きめに潰した長芋と、角切りきゃべつをたっぷり入れるのがわが家のお好み焼きです。粉より野菜の量が多いので、軽やかな焼き上がり。細かくしたきゃべつは生地全体によくなじみ、ふんわり軽やかな食感に焼き上がります。熱いうちがいちばんおいしいので、焼きたてをぜひ召し上がってくださいね。
だし汁はわが家ではかつおだしを使っていますが、昆布、合わせ、好みのものでOKです」
お好み焼きは家庭の色が出ますが、黄川田さん家のそれは、とても軽やかな食感。野菜のシャキシャキした食感が残っていて、口に入れるとだしがふんわり香ります。
わが家は焼く時、ついへらでぎゅうぎゅう押してしまっていましたが、できるだけ触らずにふんわり焼き上げるのが黄川田さんのやり方。そのやさしい食感にひと口食べたら虜になりました。
いつもの味との違いもまた楽しみながら、ぜひ作ってみていただきたいです。
【写真】佐々木孝憲
もくじ
黄川田 としえ
料理家・フードスタイリスト。雑誌やweb、広告などのメディアでレシピ開発・フードコーディネートなどを手がけるほか、子どもと一緒に作る料理教室や、子どもの心と体の成長をサポートするワークショップ、企業とコラボしたレッスンを不定期で開催する「tottorante」主宰。HP:https://toshiekikawada.com/
Instagram:@tottokikawada
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