【フライパンで蒸し焼きおかず】04:おいしさのコツは、重ねる順番にあり。「ごろっと酸辣湯」
忙しない日が続くとき、自分へのごほうびが欲しいとき。いつだっておいしいごはんからはパワーをもらえます。
手間と時間をかけられる日は限られているからこそ、「これがあれば大丈夫」なレシピの存在は本当にありがたいもの。今回はフライパンでできる「蒸し焼き料理」4品を、料理家の上島 亜紀さんに教えていただきました。
第4話でご紹介するのは、シンプルな食材や手順でできる、本格的な味の「ごろっと酸辣湯」。大きめに切った具材がたっぷりの、食べ応えもうれしい蒸し焼きメニューです。
おうちで簡単、まるでお店の味に。
たっぷり具材がうれしい「ごろっと酸辣湯」
材料(2人前)
豚バラ薄切り…100g ※フライパンにおさまる長さに切っておく
長芋…250g
きくらげ(乾燥)…5g
しいたけ…3枚
パクチー…1株
しょうが…1/2かけ ※細めの千切りにし、さっと水にさらして水気を切っておく
乾燥桜エビ…2g
酢…大さじ1
ごま油…適量
A
酒…大さじ2
醤油…大さじ1と1/2
豆板醤…小さじ1
水…100ml
作り方
1. きくらげをもどす。桜エビは耐熱ボウルに入れ、ラップをせずに電子レンジで加熱する
きくらげは、ぬるま湯に20分ほど浸す。桜エビは小さめの耐熱ボウルに入れ、ラップをせずに電子レンジで600W・40秒加熱する。
上島さん:
「桜エビはラップをせずに電子レンジにかけることで、香ばしさがアップし、臭みも飛びます」
2. しいたけの軸は薄い小口切り、かさは半分に切る。長芋は1cm幅の輪切りにする
▲しいたけの軸は細かく刻むことで、出汁として活躍してくれます
▲長芋は皮を剥いて輪切りに
3. フライパンに長芋、きくらげ、しいたけ、桜エビ、豚バラの順でのせる
▲豚バラは全体を覆うように
上島さん:
「食材の順番は、煮えにくいものから入れていくことと、蒸し焼きしている間に食材のうま味が下に降りていくことを意識すると、おいしくできますよ」
4. よく混ぜたAをまんべんなくかけ、蓋をして弱めの中火で10~12分蒸し焼きにする
▲横で待機している3つは、最後に加えることで香りを残したいものたち
5. しょうが、酢、ごま油を加えてざっくりと混ぜ、お好みでパクチーを散らしたら完成!
上島さん:
「しょうが、お酢、ごま油の香りがしっかり残ると、全体の味がぼんやりせずにおいしくいただけます。
お酢ははじめの方に入れると食材が煮えにくくなってしまうこともあり、最後に入れるのがポイントです」
上島さん:
「長芋はフライパンに触れていた下側はねっとり、上側はしゃりっとします。食感の違いも楽しんでくださいね。
具材のおいしさが詰まったスープも一緒にごはんにかけて、どんぶりにしてもおいしいですよ」
ひとくちいただいて、その本格的な味にびっくり。酸っぱ辛さははっきりと感じられますが、キツさはないので食べやすい味わいです。
ごろっと入った具材のおかげで食べ応えもばつぐん。一日へとへとになるまで頑張った日も、この酸辣湯があれば元気になれそうだなあと感じる味でした。
***
フライパンでできる、レパートリー豊かな4品の「蒸し焼き料理」。
気になったものから、作ってみていただけたらうれしいです。
【写真】ニシウラエイコ
もくじ
上島 亜紀
料理研究家。食育アドバイザーやジュニア・アスリートフードマイスターの資格を持つ。神奈川県の自宅にて料理教室「Cooking Studio A’s Table」を主宰。簡単に作れる家庭料理から、おもてなし料理まで幅広く提案。著書に『はじめてのストウブ 毎日のおかず80』(ナツメ社)、『切って並べて焼くだけ!ごちそうオーブン料理』(Gakken)など。
Instagram:@kamisimaaki
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