【きっかけシネマVol.09】ちょっと気恥ずかしい、私達の青春映画。「リアリティ・バイツ」

ライター 新田まるむ

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今日の作品は『リアリティ・バイツ』


ちょっと気恥ずかしい、私たちの青春映画。


 

青春映画というものは、いつもその時代の若者を等身大に映し出したもの。みなさんも自分の青春時代を投影した映画やドラマを思い出しませんか?

かく言う私にとってこの映画はまさに青春年齢ど真ん中、大人になる戸惑いと不安の中で“現実が噛みつく”「リアリティバイツ」です。

ウィノナ・ライダーはこの頃とても可愛くて、イーサン・ホークのやさぐれ感もなかなかカッコよかった時代です。

洋楽ばかり聴いていた私にとって当時は、ちょうどポップやロックからグランジ、オルタナと呼ばれる音楽へ取ってかわるところ、そんなカルチャーの入れかわる雰囲気がうまく伝わってくるこの映画は、当時の音楽を聴くにも楽しい映画です。

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世代のギャップはいつの時代にも…

主人公のリレイナ(ウィノナ・ライダー)とトロイ(イーサン・ホーク)たちは、大学を卒業して職さがし、しかし就職難のなかで面接はことごとく不採用、実社会の厳しさを思い知らされます。

当時のアメリカで“ジェネレーションX”なんて呼ばれたこの世代は、就職難と両親の離婚率急増のなかで何ごとも冷めて見がち。親の世代のにぎやかさも終わって、MTVを見ながら育った若者たちです。

こんなふうに世代で区切って特徴付けされても、いつの時代の若者も親の世代よりちょっと冷めていて、世間では新人類なんて呼ばれたりしますよね。「いまどきの若いもんは」というぼやきと「前世代への抵抗」はいつも繰り返されてきたこと。

気付けば私も、職場の若者たちに「いまどきの…」と感じる側になっているわけです(笑)

 

青春時代というもの。

すっかり大人の年齢になって自分の世代の青春映画を観直したとき、あの頃の、若くて頼りなくて頭でっかちで悩んでばかりいた自分たちを思い出します。

若い頃はいつでも、前世代の遺産を受けて自分たちはどう生きるのか悩み、まだ何者でもない不安と不満のモラトリアムの中でグータラしているもの。自分たちもそうだったと、ちょっと気恥ずかしく思い返す時“いまどきの若者”に自分たちのあの頃を見る思いがしたりして。

繰り返される世代のギャップにちょっと寛容になれる気がする、きっかけ“青春”シネマです。

 

今日の「きっかけシネマ」情報

『リアリティ・バイツ』(1994年)

【監督】
ベン・スティラー

【キャスト】
ウィノナ・ライダー
イーサン・ホーク
ベン・スティラー
ジェニー・ガラファロ
スティーヴ・ザーン

【ストーリー】
大学を卒業した4人の若者たちの交流を描いた青春映画。就職難やエイズ検査など当時のアメリカ社会を背景に、90年代、ジェネレーションXと呼ばれた世代の等身大な生活やカルチャーをとらえている。監督は自身も出演を兼ねているベン・スティラー。

 

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