【クイック煮込み】2品目:クセになるおいしさ。イカとれんこんのナンプラー煮込み

まだ暑い日は続きますが、夕方からは涼しい風。少しずつ温かい料理も恋しくなってきました。
サッと煮込んで、そのままでも、冷やしても食べられる。残暑のキッチンでも作りやすい「クイック煮込み」を料理家の夏井景子(なつい けいこ)さんに教わりました。全4品、ご紹介します。
2品目は、これからが旬のイカとれんこんを使ったさっと煮。ほんのりナンプラー風味で、シンプルなのにあとを引く味わいです。
特集1品目から見るぷりぷりイカと、シャキシャキれんこん
ほんのりエスニックな「ナンプラー煮込み」

材料(2〜3人分)
スルメイカ…1杯
れんこん…1節(150g)
ナンプラー…大さじ1
しょうゆ…小さじ1
すりおろし生姜、パクチー(仕上げ)…適量
作り方
1.スルメイカの下処理をする。胴体部分を持ち、ちぎれないようそっと引き抜いてワタを取る。同様に軟骨も引き抜く。

取り出した胴体は目の上あたりで切り落とし、目玉とくちばしを取り除く。
胴体は1cm幅、下足は3cm長さに切る。

れんこんは皮をむき薄い半月切りにして、水に5分ほどさらしてアクをとり、水気を切る。

2.フライパンにれんこんと水150ml(分量外)を入れて中火にかける。沸騰したら中弱火にして3分煮る。

ナンプラーとしょうゆを入れ、1のイカを加えてさらに3分煮る。

イカに火が通ったら火を止めて器に盛り、ざく切りにしたパクチーとおろし生姜を添える。

夏井さん:
「少ない調味料でも、ナンプラーのおかげで深みのある味わいに仕上がります。
パクチーと生姜を合わせると、一気にエスニック風味に。パクチーが苦手な方なら大葉やみょうが、青ねぎもよく合います」
シンプルで飽きのこない味。けれど不思議とあとを引くのはナンプラーの凄み。やさしい味つけなので、れんこんの甘みがしっかり感じられます。
カリカリ、ぷりぷりした食感も楽しく、手が止まらなくなる秋のおかず。煮汁ごとごはんにかけて召し上がれ。
【写真】濱津 和貴
夏井景子
料理研究家・フードコーディネーター。二子玉川で料理教室を主宰しながら、雑誌やメディアでのレシピ提供、ドラマの料理監修など幅広く手掛ける。instagram:@natsuikeiko
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