
まだ暑い日は続きますが、夕方からは涼しい風。少しずつ温かい料理も恋しくなってきました。
サッと煮込んで、そのままでも、冷やしても食べられる。残暑のキッチンでも作りやすい「クイック煮込み」を料理家の夏井景子(なつい けいこ)さんに教わりました。全4品、ご紹介します。
3品目は、旬のかぼちゃをスパイスでまとめた煮込み。加熱時間10分とは思えない、深みのある味わいです。
特集1品目から見るクミンの香りが食欲そそる
鶏肉とかぼちゃのスパイストマト煮込み

材料(2人分)
鶏もも肉…200g
かぼちゃ…1/8個(150g)
玉ねぎ…1/2個
トマト…1個
にんにくすりおろし…1/2片
クミンパウダー、酒…各大さじ1
オリーブ油…小さじ2
塩…小さじ1/3
ローリエ…1枚
作り方
1.鶏肉は小さめのひと口大に切る。かぼちゃは1cm厚の食べやすい大きさに、玉ねぎは繊維に対して垂直の薄切りにする。トマトは大きめのざく切りにする。


夏井さん:
「玉ねぎは繊維を断ち切るように垂直に切ることで、くったり柔らかい食感になります」
2.フライパンに鶏肉を入れ、塩とオリーブオイルを揉み込む。2〜3分おいたら火をつけ、全体を炒める。

鶏肉の色が変わってきたら、玉ねぎ、にんにく、かぼちゃを合わせて炒める。

夏井さん
「鶏肉は火をつける前に塩を揉み込んでおくことで、ムラなく下味がつきます。また、油でまんべんなくコーティングしておくと、火通りが均一になります」
3.玉ねぎがしんなりしたら、クミンパウダーと酒、塩を入れてさっと炒める。トマトとローリエを加え、ふたをしてたまに混ぜながら10分ほど中弱火にかける。
全体がくったりして、かぼちゃに火が通ったら、火を止めて器に盛る。



夏井さん:
「今回のスパイスはクミンパウダーを使いました。パウダータイプは味が均等に行き渡るので、使いやすくておすすめです。
ホールタイプを使う場合は油と加熱することで香りが立つので、2の鶏肉を炒めるタイミングで一緒に入れて、炒めててください」
ごはんはもちろん、パンにもよく合う煮込み。短時間でも手の込んだ味の秘密は、ソースになじんだトマトのうま味。
濃厚な味の中に時折香るクミンが、暑さにバテた体に元気をくれそうです。
【写真】濱津 和貴
夏井景子
料理研究家・フードコーディネーター。二子玉川で料理教室を主宰しながら、雑誌やメディアでのレシピ提供、ドラマの料理監修など幅広く手掛ける。instagram:@natsuikeiko
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