【特集|土鍋生活、はじめよう】前編・30分で土鍋夕ご飯!
フルタヨウコ
みなさま、こんにちは。フルタヨウコです。
この出だしを読んであれ?と思ったかたはかなり北欧、暮らしの道具店通ですね。
いつも「クラシコムの社食食堂。」ブログを担当させていただいているフルタです。
とある日、社食を作っていると齋藤さんに「土鍋でごはん炊いたことあります?今度HARIOのごはん用土鍋の販売をはじめるので、炊き方を教わりたくて」と尋ねられ。
私は「ごはんは炊飯器で炊くより、土鍋で炊くほうが得意です」と即答しました。
土鍋生活、ほぼ10年。
実は、うちには炊飯器がありません。
土鍋だとびっくりするくらい早く美味しいごはんが炊けるので、「こりゃ炊飯器はいらないわ」と買わずに10年近く経ちました。
最近引っ越した家は3口コンロですが、今までは2口コンロ。
「ご飯を炊いたら1口しかコンロが使えないじゃない?」と思われるかもしれませんが、全く不便ではありませんでした。
実際コンロでご飯を炊いている時間って10分〜15分くらいなんですから。
しかもちゃんと段取りを考えればお米の研ぎはじめから30分で夕飯も作れちゃいます!
と土鍋の良さをいろいろと語りたくなってしまったので、「ひとつ、土鍋特集を持たせてください」と手をあげさせていただきました。
土鍋でごはん炊き歴ほぼ10年のフルタが「土鍋生活、はじめよう」と称した特集を「クラシコムの社員食堂。」を飛び出して二日にかけてお送りさせていただきます。
1合用の土鍋を使用します。
今回使用した土鍋は1合用のもの。
私が持っているごはんが炊ける土鍋は小さいものでも3合以上が最適のもの。
ちょっとごはんが炊きたいという時には大きかったのです。
はい、この1合用が欲しいので使ってみたかったのです(笑)。
30分で2人前の夕飯を作る方法。
まず、はじめにお伝えしたいのが「土鍋だと食事の用意が早くできる」ということです。
スムーズに用意をするには段取りが重要になります。
段取りさえできていれば、凄腕の包丁技を持っていなくとも30分で夕ご飯ができるのです。その段取りを披露します!
おかずは野菜たっぷり
今日のおかずは、帰宅途中に買い求められそうな食材で作れるものを考えました。
◎鮭の西京焼
◎ほうれん草のおひたし
◎れんこんとカブのグリル
◎サラダ
◎豆腐の味噌汁
と野菜たっぷりの盛りだくさんです。
段取り
ひとつおかずを作りきってから次のおかず、という段取りだと、効率が悪くなってしまいます。
「いかにコンロを空けたままにしないか」
このことを頭にいれて段取りを考えます。
1.お米を研ぎ、浸水させる
↓
2.ほうれん草を茹でるお湯を沸かす
↓
3.レンコン、カブをグリルする
↓
4.サラダの用意をする
↓
5.ほうれん草を茹でる
↓
6.ご飯を炊く
↓
7.味噌汁を作る
↓
8.鮭を焼く
↓
9.ご飯を蒸らす
↓
10.おかず、味噌汁を盛りつける
↓
11.ご飯をよそう
以上。
こう書くと「なんだか大変そう、、、」と感じるかもしれませんが、写真つきで見れば「あれ?こんなに簡単なの?」と思われるはずです。
30分で土鍋夕ご飯づくり開始!
もちろん30分にはお米を洗って浸水させる時間もはいっています。
1.お米を研ぎ、浸水させる
白米1合をボウルなどで研いでザルにあけて水をきり、1合用土鍋にいれます。
土鍋の中でお米を研ぐと1合用と小さいとはいえ、シンクに落として割ってしまう恐れがあったりしますので、土鍋では研がないでくださいね。
水を土鍋の内側についている線までいれて約10分浸水させます。
この土鍋には1合でちょうどよく炊けるように線がついていますが、お好みで水の量を加減してください。
標準がお米の1.2倍の約210ccです。
時間がある時は30分浸水させたいところですが、今回は10分で。
携帯電話に置き換えると、10分浸水=急速充電80%、30分浸水=フル充電という感じです。
浸水させている間はまだコンロが空いていますね。
この間におかずの準備をしますよー。
コンロが空いているうちにおかず作り
2.ほうれん草を茹でるお湯を沸かす
↓
3.レンコン、カブをグリルする
まずはほうれん草を茹でるためのお湯を沸かし(右の鍋)、レンコンとカブを洗い、油をひいたフライパンでグリル。
ここで4分半。中火でじっくり両面焼いていきます。
4.サラダの用意をする
その間にサラダの用意を。
レタスを洗って水気をきり、トマトとハムをカットして塩、お酢、オリーブオイルにからめておきます。
5.ほうれん草を茹でる
↓
6.ご飯を炊く
そろそろお米を浸水させてから10分。土鍋を火にかけます。
鍋が沸騰したら、ほうれん草を投入。
菜箸で葉っぱをすべてお湯につけたら10秒でほうれん草をざるにあげ、さっと水をかけてさまします。
7.味噌汁を作る
鍋に人数分の水と出汁、刻んだカブの葉っぱをいれ、沸騰したら豆腐と味噌を加えて火からおろします。
土鍋の中はまだあまり変化がないようです。
8.鮭を焼く
フライパンを再び火にかけ、鮭の西京焼を焼きます。西京焼はこげやすいので、弱火で蓋をして蒸し焼きに。
この時、レンコンとカブに塩をぱらりとかけておくと、塩味が染み込みます。
土鍋の中は水が沸騰しはじめた模様です。盛りつけるお皿の用意をはじめましょう。
9.ご飯を蒸らす
土鍋の蓋のホイッスルが鳴ったら「すかさず」コンロからおろして鍋敷きの上に置いておきます。
中をみるとまだまだ炊けていないのでは?と思うかもしれませんが、大丈夫。しっかり余熱で蒸らされながら炊きあがります。
10.おかず、味噌汁を盛りつける
↓
11.ご飯をよそう
ごはんを蒸らしている間に味噌汁を温め直しておかずを盛りつけて出来上がり!
ストップウォッチは33分くらいをさしています。撮影をしながらでなければ30分でできたと思われます。
食卓に置いてもサマになる土鍋、食べたい分だけ自分でよそいながらごはんにしましょう。
みなさま、いかがでしたか?
実は、コンロをやりくりすることによって「煮る、焼く、蒸す、揚げる、生のまま」の調理法のバリエーションもつけやすくなるんです。
ことこと煮るものを作る時は、さっと焼く、生のままで食べるものを組み合わせるとコンロが足りない!ということがなくなります。
ふぅ。ちょっとヒートアップしてしまいました。
ここで一息ついて、もう少し語りたいことは明日にまわします。
どうぞ、明日の更新もお楽しみに!
特集で使用したHARIOの土鍋はこちらからご覧いただけます。↓↓↓
果物のごはん、果物のおかず: いつもの食材と果物の 思いがけない組み合わせ フルタ ヨウコ 誠文堂新光社 2013-04-24 |
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