
レシピを見ないで作る料理に、なかなか自信が持てません。
けれど日々のごはんこそ、なにも見ないでささっと、けれど自分を喜ばせるものを作れるようになりたい、という気持ちもずっとあるのです。
今回料理家の瀬戸口しおりさんに教えていただいたのは、少ない材料で気楽に作れて、お皿ひとつに盛り付ければ完成の「のっけごはん」。

いつもの材料だけなのに新鮮で楽しく、作って食べて満たされる、瀬戸口さんのレシピ。今回のレシピ3つはどれも、瀬戸口さんが実際に日々のささっとごはんとして作っているものです。
のっけごはんひとつめは、「目玉焼きと葉野菜のビビンパ」。目玉焼きを焼き、葉野菜と調味料を和え、ごはんにのせるだけ。5分で完成です。
これさえ覚えておけばOKな、ひとくちポイントもお聞きしました。
ざくざく混ぜながらいただく、おいしさ。
「目玉焼きと葉野菜のビビンパ」

材料(1人分)
卵…1個
レタスや葉野菜…適量 ※今回はサニーレタスとサンチュ
ごはん…1杯分
塩…ひとつまみ
米油(サラダ油)…小さじ1
ごま油…小さじ1/2
醤油…適量
コチジャン…適量
白ごま…ふたつまみ
作り方
1. フライパンに油をひき、卵を割り入れて目玉焼きを焼く
2. 葉野菜をボウルに入れて塩、ごま油で和える(葉野菜全体に絡むくらい)
3. 器にごはんを盛りつけて、白ごまを手で潰しながらかける
4. 葉野菜と目玉焼き、コチジャンをのせたら完成! 全体を混ぜながら食べる。お好みで醤油もプラス。

瀬戸口さん:
「材料をのせるだけの簡単ビビンパ。混ぜながら醤油で味を整えつつ、召し上がってくださいね。
塩とごま油で和えた葉野菜は、お手軽ナムルのイメージです。お好きな葉野菜をなんでも入れてみてください。個人的いちおしは、山東菜。他には大葉もいいですし、冬になったら白菜もおすすめです」
これさえおさえていればOK

瀬戸口さん:
「ポイントは、カリッと焼いた目玉焼きです。このカリカリが、混ぜたときに食感のアクセントになってくれます。
コツは油多め・強火・短時間で焼くこと。蓋はせず、白身の縁がカリッとなったら、最後は予熱で仕上げるくらいで大丈夫です」
瀬戸口さん流「ささっとごはん」の工夫

レシピを見ずにおいしいごはんを食べたい、けれど目分量で作るのは少し自信がなくて。そう話すと、「『いつものスプーン』があるといいですよ」と瀬戸口さん。
瀬戸口さん:
「ご自分が使いやすいスプーンなら、なんでも。その分量が大体いくつかを把握しておけば、少し気が楽になりますよね。
わたしは韓国のスプーン『スッカラ』をよく使っています。計量にも、ビビンパを混ぜるときにも、汁物にも使いやすくて、つい手に取ってしまうスプーンなんです」

瀬戸口さん:
「そして、今日はささっとごはんだ!と決めたら、思い切って食材は少なく。
その中でも、こんな味付けで食べたい、できる限り野菜を摂りたい、といった自分の気持ちは叶えてあげるようにしています」
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シャキシャキの葉野菜とカリカリの目玉焼きを、温かいごはんと混ぜて食べる幸せといったら。しっかり満足感はありつつ、ベースはやさしい味わいなので、トッピングでのアレンジも自由自在。
キムチや韓国海苔はもちろん、前日夜の残りのお肉など、何を入れても受け止めてくれるビビンパです。
第2話では「あんかけ好き」な瀬戸口さんの、お手軽天津飯をご紹介します。
【写真】土田凌
もくじ
第1話(8月27日)
夏に嬉しい、やさしい酸っぱさ。やみつきあんかけの「具なし黒酢天津丼」
第2話(8月28日)
疲れたお腹に、じんわりおいしい。「モロヘイヤとささみのスープかけごはん」


瀬戸口しおり
料理家・高山なおみ氏のアシスタントを経て独立。著書に『わたしの作りおきおかず』(アスペクト)、『自分ごはん時々おやつ』(主婦の友社)など。Instagram:@kururichan