【サイクル上手の冷蔵庫】第1話:管理のしやすさが第一!料理への苦手意識が生んだ収納法
編集スタッフ 齋藤
今年こそ「使い切れる冷蔵庫」にしたいけれど……
毎日開いている場所のはずなのに、なぜなのでしょうか。冷蔵庫に何を入れていたのか、いまいち思い出せません。
そして時たま、奥の方から興味本位で一回使っただけの調味料が見つかるなんてことも。せっかく用意した食材をダメにしてしまうと、なんとも後ろめたい気分になるものです。
理想は、必要なものがそろっていて、そして食材を余すことなく使い切れること。そんなきれいにサイクルがまわっている冷蔵庫を目指して、収納法を見せてもらいに行ってきました!
必要なものはあるのに、すっきりの冷蔵庫!
そこで今回訪ねたのは、整理収納アドバイザーの梶ヶ谷 陽子(かじがや ようこ)さんのお宅。仕事をしながら、2児を育てるお母さんでもあります。
以前当店の読み物「衣替えのコツ」にもご登場いただいた梶ヶ谷さんの収納は、必要なものがちゃんとそろえてあり、その上すっきり。
実は料理に苦手意識があるという梶ヶ谷さん。でもだからこそ、無理なくきれいをキープでき、そして心地よく過ごせる自分にあった収納の仕方を探ったそうです。
そんな梶ヶ谷さんの収納のポイントは、「管理をしやすくし、食材の種類と量をわかりやすくする」というものでした。
食材は、2〜3日で使い切るのがマイルール
梶ヶ谷さん:
「どこに何があるのかわからない状態にしてしまうと、それだけで気持ちが下がってしまいます。さらに食材をダメにしてしまったときは、後ろめたくもなってしまう。
そうすると料理に苦手意識があるわたしには、家事に気持ちが向かなくなる気がするんです。
そうならないように、どこに何がどれだけあるのか、しっかりわかる収納を心がけています。
例えば食材はすべて指定の場所にしまって管理し、さらに2、3日で使い切れる分量しか買いません。なので鮮度が良いうちに食べきることができるんです」
作り置きはしないと決めました。
梶ヶ谷さんの冷蔵庫に入っているものを見て、あることに気がつきました。それは、残り物が見当たらないんです。
これにもこだわりがあるのでしょうか。
梶ヶ谷さん:
「残りものは、なるべく出さないようにしています。食べたいものは日々変わるから、場合によっては食べきることができないことも。せっかく保存しておいても、それでは残念ですよね。
そこで必要になってくる考え方が、家族の適量を把握すること。夫と子ども2人の食事量に、足りる分だけ作っています。
残りものの他に作り置きなども便利ですが、料理が苦手なわたしの場合は、管理できるか自信がなくて。その日のご飯はその日に作ることにしています」
スマホで撮影すれば「量」もわかる!買い物前のひと工夫
梶ヶ谷さん:
「買い物には2日に1回くらい行っています。そのときに買うのは、必要なものだけ。でもスーパーに行ったらお得になっているものも目に入って、つい心が揺らいでしまいますよね。
そんな時のために、買い物に行く前に次の3点を確認し、目的を明確にします」
1.何があったか
2.どれくらいあったか
3.どの位のスペースがあいているか
梶ヶ谷さん:
「何を買い足せばいいのかは、よくある手書きのメモで十分ですが、『どれくらいあったか』と『どの位のスペースがあいているか』はメモだと分かりません。
そのため冷蔵庫の中をスマホで撮影。買いすぎていないかどうかは、スーパーで写真を見て確認しています。
これをするだけで、冷蔵庫の詰めすぎがなくなるんです」
これで使い切れる!管理しやすい冷蔵庫
お話を聞いているだけで、ひとつ芯の通った収納を心がけているのが伝わってきました。
では実際に、そんなこだわりの数々が収納にどうあらわれているのでしょうか。
つづく第2話では、さっそくドアを開けた冷蔵室の収納法をお聞きました。
(つづく)
【写真】岩田貴樹
もくじ
梶ヶ谷陽子(かじがや ようこ)
Bloom Your Smile 代表。 2013 年 10 月より整理収納アドバイザーとしての活動を本格的に開始。 日本テレビ「ヒルナンデス」に「収納名人」として登場以降テレビ出演多数。 Ameba ブログ「整理収納レシピ」が話題を呼ぶ。 間取りプランナーなど暮らしに関わる資格を多く保有し、企業研修講師、講演、商品 PR、商品 開発、トークショー、テレビ出演・書籍執筆など活動は多岐に渡っている。http://ameblo.jp/yoko-bys/
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