【44歳のじゆう帖】使いきれない化粧品、どうするか問題
ビューティライターAYANA
コスメの収納、どうしてる?
SNSでお悩みを募集して、それにお答えする企画を定期的にやっています。そのとき必ずいただくのが「コスメの収納ってどうしてるんですか?」というもの。わかる。確かに私も訊きたいなと思ってしまう。どうしてますか?みなさんは。
コスメは服と同じで、買うほどに増えてしまう。さらに服より買いやすい(ですよね?)。だからぼんやりしていると大変なことになってしまいます。
私は仕事柄、化粧品を多く買いますし、いただくこともある。だから家の中には開封待ち・未使用の化粧品も実は結構あります。
化粧品を収納するための棚をふたつ作っていて、さらにそこに収納しきれていない「収納待ちコスメコーナー」みたいなエリアを部屋の一角に設けています(ちなみに「北欧、暮らしの道具店」で購入したオムニウッティを絶賛愛用中)。
私は化粧品が大好きなので、たくさんの化粧品が家の中にあることを苦と感じません。ちなみに本も服も大好きなので、スペースに対してモノは多いほうだと思います。
でも、豪邸に住んでるわけじゃないから、無限に収納するわけにはいきません。やはり整理はしなければならないですよね。
使いきれないコスメの「捨てどき」はこんなふう
化粧品の収納にあたり、ふたつ気をつけていることがあります。ひとつは「捨てどき」。もうひとつは「ときめき」です。
まず「捨てどき」の話から。化粧品って実は品質保持期限があって、未開封で3年は品質が保証されています。開封後は半年がいいところじゃないでしょうか。オーガニックコスメなどはもっと短いです。
だから、スキンケアやファンデーション類は、基本的に開けたら使い切るを心がけ、半年経過したら使い切ってなくとも処分するようにしています。
色ものに関しても、未開封で3年の品質保証は同様。なので、半年~1年くらいでの処分を推奨します。しかし私の場合は少しゆるいです。
口紅やグロス、マスカラなど練りものは匂いをチェックし、ちょっと変かも?と感じたら(大抵、油が酸化したような匂いです)そこではじめて処分。
アイシャドウやチークなどの粉ものに関しては、そこまで劣化しないこともあって、ずっと持っていることが多いです。ネイルも分離がひどいもの以外はあまり捨てません。
なぜか?ということについては「ときめき」の問題が絡んでいます。
「ときめきレーダー」を使って、必要なコスメだけを持とう
「ときめき」とは、こんまり先生もおっしゃっているように「それを見てときめくか?」という話。この「ときめきレーダー」のハードルが、私は化粧品の場合とても低く、色ものは基本的にときめきますし、所有することで心が安らぎ、高揚します。
加えてコレクション魂みたいなものもあって、おいそれとは捨てられません。私の場合は、メイク道具を「自分をきれいにしてくれるもの」だけでなく「アートピース」としてとらえているところがあります。保管しておくことが自然、みたいな。だから収納場所をそれだけ確保しています。
ただ、これは化粧品に限らないんですけど、所有していることを忘れてしまうようなものって、それはもう所有する意味がないんじゃないかと思います。ちゃんと目の届く、意識を向けられる場所にあるぶんだけ所有するのが健康的というか。
同時に化粧品はやっぱり自分をきれいにしてくれるものだから、使うときにテンションが下がるものは潔く処分してしまったほうがいいと思います。
自分のキャパシティ(収納力)をあらかじめ決めておき、そこに入らないものや、また入るとしてもときめきレーダーにはかからないもの。であれば、これまでへの感謝とともにさよならしてしまうのがいい。逆にその条件にハマるのであれば新たに買い足していい。
これは化粧品に限らず、服や本やうつわでも、はたまた人間関係でも、おなじことなんじゃないのかなぁ、と思います。
【写真】本多康司
AYANA
ビューティライター。コラム、エッセイ、取材執筆、ブランドカタログなど、美容を切り口とした執筆業。過去に携わった化粧品メーカーにおける商品企画開発・店舗開発等の経験を活かし、ブランディング、商品開発などにも関わる。instagram:@tw0lipswithfang http://www.ayana.tokyo/
▼44歳のじゆう帖
▼AYANAさんがスタッフの悩み相談に応える連載「メイク迷子のための往復書簡」
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