【かたまり肉でごちそう】第4話:クリスマスにもおせちにも。“ほったらかし” でしっとり仕上がる「味噌ローストビーフ」
編集スタッフ 奥村
クリスマスからお正月まで。慌ただしいこの時期の食卓には「かたまり肉」料理がおすすめです。
焼くだけ、煮るだけで手軽にごちそう感があり、コスパもばつぐん。この時期に嬉しい肉レシピ4品を、料理家の今井真実(いまい まみ)さんに教わりました。
4品目は、ちょっと豪華なローストビーフ。仕込みは前日からと時間はかかりますが、工程自体はほぼ “ほったらかし” 。とっても簡単に出来上がります。
和風味なので、クリスマスはもちろんお正月にもぴったり。年末年始のメイン料理にぜひどうぞ。
味噌風味で、ごはんもお酒も進む
しっとり柔らか「ローストビーフ」
材料(4人分)
牛ももかたまり肉…400g
味噌…大さじ1
醤油…大さじ1/2
みりん…大さじ1
にんにく(すりおろし)…1/2片
オリーブオイル…小さじ2
【下準備】
・牛もも肉は調理の1時間以上前に冷蔵庫から出し、室温に戻しておく。
作り方
1.(1日目)牛もも肉を耐熱容器に入れ、予熱なしのオーブンで100度で35分焼く。
焼き上がったら裏返して、さらに35分焼く。
▲持ち上げた時に肉がピンと張り、指で押してしっかり弾力を感じれば火が通ったサインです
2.(1日目)ポリ袋に味噌、醤油、みりん、にんにくを入れて混ぜ、
粗熱のとれた1の牛肉を入れて、よく揉み込む。そのまま冷蔵庫でひと晩漬け込む。
3.翌日、食べる直前に冷蔵庫から取り出し、オリーブオイルを入れたフライパンを中火で熱して、肉の表面を焼き付ける。
▲こんがり焦げ目がつくまで。側面もしっかり焼きます
粗熱がとれるまで冷まし、好みの厚さに切ってお皿に盛り、好みでオリーブオイル適量をかければできあがり。
ポリ袋に残ったタレは、フライパンでさっと煮詰めて味噌ダレに。ローストビーフにかけていただきます。
今井さん:
「1日漬けておいた牛肉は、常温に戻してから焼くと肉の内部に火が通り過ぎてしまうので、冷蔵庫から取り出してすぐに焼き始めてOKです。
お子さんには、スライスしてからさらに半分にそぎ切り(繊維を断つように)していただくと、より柔らかくて食べやすいと思います。
冷蔵で4日間、冷凍すれば(かたまり肉のままでも、スライスしてもOK)1ヶ月保存できます」
牛肉の表面についた味噌が、焼くことでとても香ばしくなり、これはごはんのすすむ味。
肉を柔らかくする効果のある味噌のおかげで、お店のように柔らかいローストビーフが出来ました。
火加減が難しいローストビーフも、オーブンにお任せなら安心して作れそうです。
全4話でお届けした、12月の「かたまり肉」レシピ。体も心も満たされる肉料理は、頑張った1年を労うのにもぴったりではないでしょうか。
年末年始の食卓が、楽しいひと時になりますように。
【写真】今井裕治(3枚目のみ)、鈴木静華
もくじ
今井 真実
料理家。東京都世田谷区で料理教室(現在はオンラインレッスン)を主宰しながら、さまざまな媒体でレシピ作成やタイリングを行っている。毎日のご飯作りの助けになる「新しい家庭料理」のレシピに定評があり、ブログ https://note.com/imaimami/ でも掲載中。Instagram:@mamiimai。
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