【ごちそう野菜レシピ】第3話:体にやさしい、ピリ辛満足おかず「精進麻婆カボチャ」
編集スタッフ 藤波
旬の野菜をおいしく食べたい! ……だけど忙しい毎日、メニューをゆっくり考える時間がなくて、気がつけばいつも同じ副菜に頼ってしまう私がいます。
そこで、いつもの野菜をとびきりおいしく食べられる、シンプルだけど新しいレシピを、野菜料理研究家のカノウユミコさんに教えていただきました。
3品目は、ピリ辛な味付けが食欲をそそる精進麻婆カボチャ。ひき肉を使わないとあっさりしているのかな?と思いましたが、粗く刻んだしいたけやくるみのジューシーさで満足感もばっちり。色んな野菜で代用できて、ご飯にも麺にも合う心強い一品です。
野菜だけなのに、ご飯がすすむ満足感
「精進麻婆カボチャ」
材料(2人分)
カボチャ(1.5cmの角切り)…150g
玉ねぎ(みじん切り)…1/4個
しょうが(みじん切り)…1/2かけ
しいたけ(粗みじん切り)… 4枚
くるみ(粗みじん切り)…1/4カップ ※お好みのナッツでも可
ごま油…大さじ1
塩…少々
A(合わせダレ)
味噌…大さじ1
しょうゆ…大さじ1
豆板醤…小さじ1
水…1カップ
B(とろみ)
くず粉…小さじ1 ※片栗粉でも可
水…小さじ1強
小ねぎ(小口切り)…適量
作り方
1. フライパンに中火でごま油を熱し、玉ねぎとしょうがを炒める。玉ねぎの縁がブラウンになり香りが出るまでが目安。
2. 1にカボチャを加え、じっくり炒める。
▲カボチャがつやっとして、ふわ〜と香りが出てきたら次へ
3. 2にしいたけとくるみを加えてさらに炒める。
▲じっくり炒めることで、野菜からおいしい甘みがでてくる
4. Aの合わせダレと水を加えて、カボチャが柔らかくなるまで5分ほど煮る。
5. 火を止め、といたBを加えてとろみをつけ、もう一度加熱する。お好みで塩で味を調え、器に盛り付けて小ねぎを散らしたらできあがり。
カノウさん:
「精進料理では、しいたけとくるみが肉の代わりになります。とろみは片栗粉でもいいのですが、くず粉の方が身体を温めてくれる作用があるのでおすすめです。
カボチャをさつまいもやナス、大根、ズッキーニ、ミニトマトなど季節の野菜にしたり、豆腐や厚揚げ、茹で豆に変えても大丈夫です。水分が多い野菜の場合は水を少なめにするなど、調節してみてくださいね」
体調を崩しやすい、季節の変わり目にも
ごろごろ野菜の食感がたのしく、ナッツやしいたけのジューシーさで食べ応えもしっかり。ピリ辛な味付けの中にもじっくり炒めた野菜の甘みを感じ、心も体も元気になりそうなおいしさです。
野菜のみを使用しているからか、お腹いっぱいに食べても胃もたれしないのも嬉しいポイント。
寒かったり暑かったり、体調を崩しやすい季節の変わり目に、やさしい精進料理で体をいたわりませんか。
【写真】土田凌
もくじ
カノウユミコ
野菜料理研究家。 鳥取県北栄町のふるさと大使。 鳥取県の専業農家に生まれる。 生来の料理好きで、高校生のころから自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理、精進料理を研究する。著書に「カノウユミコの この野菜でどど〜んと一品レシピ」「菜菜ごはん」シリーズなど。
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