【ゴミ箱の悩み解消】どこに置くのがベスト?意外と悩む「ゴミ箱の置き場所」
ゴミ箱の置き場所に悩む人も多いはず。キッチンで使いやすいスリプタイプから始まり、小さい卓上タイプやベランダに設置するゴミ箱など、省スペースな置き方アドバイスも。ライフオーガナイザー・鈴木尚子さんの配置アイデアを聞けば、自宅での置き場を見直したくなりそうです。
編集スタッフ 田中
意外と場所をとる「ゴミ箱」。
どんなサイズで、どこに置くのがベスト?
「ゴミ箱を置く場所がない!」「分別が苦手でいつも溜めてしまう」など、ゴミ箱にまつわる悩みはいろいろとありますよね。
今回はライフオーガナイザーの鈴木尚子(すずき なおこ)さんのお宅に伺い、鈴木さんが実践している方法やお客様のお宅でのアドバイスを聞きました。
きれいをキープする、ゴミ箱配置のアイデア4つ
鈴木さんは夫と子供2人の家族4人。今回は、共用スペースであるキッチン・リビング・ダイニングにある4箇所のゴミ箱をご紹介します。大きさや形に加え、その場所にある理由を聞きました。
01:メインはキッチンのシンク下に
家を建てるときにシンク下にゴミ箱が置けるようにしたという鈴木さん。ワンタッチで開閉できる大きめのゴミ箱が2つあり、可燃ゴミとプラスチックに分かれています。
鈴木さん:
「シンク下におさまるように、サイズを測ってから購入。ワンタッチで開閉できる手軽さと、生ゴミを入れても臭いが気にならない蓋つきを選びました」
02:キッチンのシンク上にも小さめボックスを
次は、キッチンのシンク脇にある、卓上の蓋付きボックス。
鈴木さん:
「リビングやダイニングで出たゴミを捨てるときに、シンク下のゴミ箱まで来るのが億劫だったんです。小さなアクションだけど、ラクな方を目指して正解でした! 卓上ボックスを置いてからテーブルの上にゴミが置きっ放しということがなくなったのです」
03:ベランダに置いた、資源ゴミ用ボックス
ペットボトルや缶・ビンを保管しているのが、キッチンの勝手口外にあるベランダ。鈴木さんはゴミステーションと呼んでいて、ここに3段重ねのボックスを置いています。
キッチンから出なくても扉をあけるだけで捨てられて使いやすいのだそう。
04:リビングのテレビ台の上にも、小さなゴミ箱を
最後にリビングのテレビ台の上にある、黒いダストボックス。
鈴木さん:
「子供が食べたお菓子の袋が、置きっ放しになっていることがよくあって、メインのゴミ箱や卓上ボックスまで行くのが面倒なんだと気づいてから置いてみました。
約1年前から犬を飼い始め、ゴミ箱を床置きしたくなかったのでテレビ台の上に置いたのですが、これが功を奏しました!
片付けが苦手な人には、たとえ数十センチの高さでも、手の届きやすい場所にあることが大事なようです。小さな面倒も減らせばいいと気づきました」
置き場所は、2つのポイントで決める
4箇所のゴミ箱の使い方やポイントを聞いたところで、改めて鈴木さんに置き場所を決めた経緯をお聞きしました。
鈴木さん:
「ゴミ箱のベストな定位置は、人それぞれで違います。ポイントは2つあって、よく通る場所・高さにあるか?ということと、捨てやすいか?ということ。
自宅を建てるときに、キッチンのシンク下にメインの大きめゴミ箱を置くことは決めていました。でも、そのときは家の使い勝手や自分たちの動線がまだわかっていなかったんです。
住んでしばらくして、家族がよく通る場所にゴミ箱がなかったことが分かり、小さめのダストボックスを追加していきました」
大きめのゴミ箱を置くスペースがないなら?
ひとり暮らしや賃貸住宅で廊下が狭いなどの理由で、大きめなゴミ箱を置くスペースがないと悩む方もいます。鈴木さんは、さまざまな方のお宅でライフオーガナイザーとしてどんなアドバイスをされているんでしょうか?
鈴木さん:
「ゴミ箱というと、ファミリータイプのサイズを想像する方も多いですが、小さなダストボックスで機能的なアイテムもたくさん市販されています。
だから、お客様のお宅に伺った時は、スペースに合わせて複数置くことも提案しています。また、ご自身の動線に合った場所にするのが一番だと思い、普段の暮らし方を聞きながら決めていきます。思い込みを捨てて『ここに?』と驚くような所でも、試してみてほしいです」
普段見直すことは少ないゴミ箱ですが、ちょっとの差で、小さなストレスをなくし、暮らしやすくなるんですね。大きさ・高さや蓋のあるなしなど、自宅にあるゴミ箱を点検してまわりたくなりました! 次回はキッチンの生ゴミ処理に便利なアイテムをご紹介します。
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【写真】市原慶子
鈴木尚子(ライフオーガナイザー)
「SMART STORAGE!」 代表。現在は横浜市に家族4人で暮らす。前職ではアパレル企業でデザイン、企画に携わり、出産を機に専業主婦へ。そこで苦手だった片付けに向き合うようになり、本格的に整理収納の仕事をはじめる。「SMART STORAGE!」では個人へのサービスや講座を開いたり、店舗や小規模オフィスの整理収納をサポートをしたり、活動の幅が広がっている。
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