【朝と夜をつくるもの】夜編:リラックス術から、湯上り時間の相棒まで。スタッフに聞いた夜のルーティン
編集スタッフ 岡本
今日も1日お疲れさま。私を癒す、夜の習慣
帰ったらその勢いのまま夕食作りを始める人。まずはソファに座ってゆったり過ごし、仕事モードの頭を切り替える人。
効率を重視したりとにかく自分を甘やかしたり、眠りにつくまでの過ごし方にはきっと、その人が「暮らしで大事にしていること」が現れる気がします。
全2話でお届けしているスタッフのルーティン特集、朝時間編につづき、後編では夜時間について。
京都に住むバイヤー加藤と、5歳の娘の母である編集チーム寿山の2名に聞いてみました!
わたしの夜をつくるもの
商品プランナー 加藤
家族構成:夫と二人暮らし
かんたんな自己紹介:どんぐり観察が最近の楽しみ。昨年の冬に拾って育てはじめたのが、この春に芽吹きました。毎日変化があるので目が離せません。
夜の時間割
18:00 仕事が終わり、切り替えタイム
19:00 夕飯の買い出し・調理
20:00 夕飯&片付け
22:00 読書や、ネットサーフィン
23:00~24:00 就寝
無理しない「ストック作り」が自分を救う
加藤:
夕飯を作るときに、翌日以降の「ストック分も一緒に下ごしらえ」するようにしています。
例えば人参は、その日使う分を取り分けたら、残りを千切りにして塩をふっておく。出汁は1リットルほどたっぷりとり、二番出汁を味噌汁にするなど。
夕飯の支度の延長で、気分が乗っているときにできる範囲でやるというルールにしているからか、無理なく続いています。
お昼ご飯を簡単に済ませたい日や、おつまみがあったらな〜というときストックがあると、あのとき頑張った自分ナイス!と思えるんです。
食後のミルクティーが欠かせません
加藤:
ほぼ毎日欠かさず、食後にお茶を飲んでいます。最近の定番は、夫がはまっているミルクティー。体が内側から温まって牛乳のやさしい甘さにもホッとできます。
愛飲しているのは、缶のデザインがかわいい「キャンベルズティー」です。大容量なのではじめは飲みきれるかな?と心配でしたが、いざ飲み始めるとたっぷりサイズのおかけで気兼ねなく飲める、という良さに気付きました。残りあと半分、まだまだ楽しめます。
夜をともに過ごす、本や音楽は?
加藤:
小説が大好きなのですが、読み始めると夜を徹して読んでしまうので、雑誌などライトなものを読むことが多いです。
最近読んでいるのは、『春と修羅』(torch press)。詩は読み慣れていないのですが、添えられた塩川いづみさんの絵が素敵でつい手に取った一冊です。
家事が順調に進んだ夜。至福タイムに何をする?
加藤:
夫婦でドラマ「相棒」の大ファンなので、過去の作品が配信されるたびに一緒に見ては盛り上がっています。
他には、お気に入りのまん丸クッションを抱えてゴロゴロしたいですね。ボール型なので腰や首の後ろに置いてセルフマッサージもできる優れものなんです。
編集チーム 寿山
家族構成:夫、娘(5歳)と3人家族
かんたんな自己紹介:娘とのドライたんぽぽ作りが最近のお楽しみ。散歩ついでに綿毛のつぼみを探して、家に持ち帰ってからつぼみが開く様子を観察するのが楽しいです。
夜の時間割
18:00 帰宅、夕飯の支度(動画を見ながら)
19:00 夕飯、片付け、洗濯物をたたむなど家事
20:00 お風呂、歯磨き、ドライヤーなど寝る準備
21:00 寝室へ、絵本を読む、ハーブティーをのむ
21:30 就寝
リラックスしながら家事を進めるには?
寿山:
動画を流し見したり音楽を聴いたりしながら家事をすると、機嫌よく、かつリラックスしながら進められる気がします。
よく見るのは、好きなアーティストのLIVE映像。
ゆったりした気持ちになりたいときは、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」などの陽気なキューバ音楽を。それにサワーシロップや梅酒など、香りのいいものを飲みながら料理していると気持ちが緩みます。
ホッと落ち着く一杯、何を選ぶ?
寿山:
以前ハーブに詳しい内科医の先生に取材したときにおすすめされた「ジャーマンカモミールティー」を寝る前に飲んでいます。
味や香りがよくリラックスできるうえに、子どもと一緒に飲めるのでいつのまにか習慣になりました。お湯に浮かぶカモミールのお花がかわいく、見た目からも気分が和みます。
絵本タイムにはとことん付き合います
寿山:
帰宅してから布団に入るまで、娘とゆっくり向き合う時間がとれないので、寝る前の絵本タイムにはとことん付き合うようにしています。
最近娘が好きなのは、従姉妹のお下がりでもらった昔ばなしの本。言葉からストーリーの情景を想像しては、言葉の意味を聞かれたり、主人公の気持ちを聞かれたり、少しだけ国語の授業のようになっています。
よく眠るために「明かりと物量」をコントロール
寿山:
夜は最低限の家事だけに留め、できるだけ早く心地よく眠れることを最優先に過ごしています。寝室はメインの照明をつけずに、絵本を読むためのスポットライトだけに。
寝ることに集中できる場所ということで、あまり物を置かないようにしています。
そうそう、ここ最近は娘がベッドメイキングをしてくれる日があるんです。几帳面な性格だから私よりきれいに仕上げてくれて助かっています。
布団の上にかけているのは、「クリッパン」のウールブランケットです。ウールのブランケットは軽くて暖かいというのを聞いて2年前に購入したのですが、これが大正解。
真冬も布団の上にふわっとかけるだけでとても暖かく過ごせました。春先もまだ寒い日があるのでしまえないでいます。
声をかけた当初、口を揃えて「ルーティンと言えるほどのことをしていなくて不安です……」と話していた4人。
でも時間を区切って、毎日の営みによくよく目を凝らしてみると、“いつもと同じ” のなかには他の誰ともちがう、それぞれのこだわりが詰まっていました。
なかには私も真似してみたい!と好奇心をくすぐられるアイデアもちらほら。
誰かの暮らしの「いいな」というポイントを自分の暮らしにも取り入れて、また新しいルーティンへと繋がっていく予感がしています。
(おわり)
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