【アペロで楽しむ自分じかん】第2話:豪快に楽しむ!スイカのポンチ

疲れたときの気分転換や、頑張ったご褒美には、自分を甘やかしてあげましょう。
アペロ気分で、簡単だけど気分が上がるおつまみを作り、好きなドリンクを用意。いつもの毎日に句点を打てば、また元気が湧いてきます。
そこで、フランスに長く暮らし、リラックスタイムにぴったりのアペロ文化にも詳しいミュージシャンで文筆家、猫沢エミ(ねこざわえみ)さんに、手軽に楽しめるレシピを教えてもらいました。
全3話でお届けする第2話は、小玉スイカで作るちょっと贅沢な「スイカのポンチ」です。

アペロとはアペリティフ(食前酒)から派生した言葉。フランス人がディナーの前に軽く一杯を楽しむひとときのことです。
飲み過ぎに注意!
小玉スイカのポンチ

材料(ひとり分)
小玉スイカ…1/2個
白ワイン…適量
バジルもしくはミント…適量
(あれば)生ハム…適量
1.小玉スイカの真ん中をくり抜く。

小玉スイカを半分に切り、真ん中をスプーンで直径4〜5cm程度、丸くくり抜いて食べる。
2.ワインを注ぐ

くり抜いたところにワインを注ぎハーブを浮かべたら、ワインとスイカ、ハーブを一緒に食べる。ときどき生ハムを食べる。

白ワインの酸味にスイカの甘みが加わり、ジュースみたいに飲めてしまうから危険です。ワインと果汁の割合でも味わいが変わってくるので、その変化も楽しい。さらに生ハムを口に含むと、甘いの、しょっぱいの、と無限ループに。
猫沢さん:
「私がフランスで暮らしていたころに編み出した、メロンの種をくり抜いてワインを注ぐ、『ソーヴィニヨンメロン』というレシピのアレンジメニューです。フランスはメロンが安くて、2個で3ユーロ(約400円)とかで売っています。日本のメロンより、果肉がしっかりしていて、野菜感があるんですよ。
スイカとメロンは同じウリ科で仲間同士ですが、メロンのほうがお高いイメージがありますよね。旬の時期にお手頃価格の小玉スイカとワインでくいくい飲みながら食べると最高です。
きょうはワインを飲むぞ、というときのとっておきメニューですが、お酒を飲まない方はアールグレイなど香りのいいアイスティも、合いますよ」

小玉スイカを真っ二つに割って、そこにワインを注いで……なんて、自分を甘やかしたいときにぴったりの贅沢さ。想像するだけでうきうきしますが、猫沢さんご自身は自分を甘やかしたいとき、どうしていますか。
アペロで緊張を解きほぐす

猫沢さん:
「そうですね。大きな仕事がひと区切りついたり、ずっと気にかかっていたことが片付いたりしたときには、夕方から軽いおつまみを用意して、お酒を飲んでリラックスします。
70年代ソウルなどを聞きながら鼻歌も歌ったりするので、猫たちは『また始まった』みたいな目で見ています」
お酒が強くて、愉快になると底なしで飲むという猫沢さん。だからこそ、ふだん家で飲む習慣はないそうですが、「お疲れ様」の気分のときには、楽しく杯を重ねることになるようです。

続く第3話では、多彩なアレンジが効くイチジクのマリネと、締めにもデザートにもおすすめのパフェをご紹介します。
(つづく)
【写真】関めぐみ
もくじ


猫沢エミ
ミュージシャン、文筆家、映画解説者、生活料理人。2002年に渡仏。2007年より10年間、フランス文化に特化したフリーペーパー《Bonzour Japon》の編集長を務める。超実践型フランス語教室《にゃんフラ》主宰。著書に日々の生活から生み出された料理レシピとエッセイを綴った『ねこしき』(TAC出版)など多数。
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