【あの人のデスク事情】ワークスペースは、ブランケットで仕切って(インテリアスタイリスト・大谷優依さん)
編集スタッフ 野村
自宅の一角で、デスクワークをするならば。仕事がはかどるように、かつインテリアとしても素敵にしたいです。
デスクやチェアは? 書類の管理はどうしてる? 気分のON /OFFの仕方も知りたいところ。
この連載では、気になるあの人の「デスク事情」について伺います。今回ご紹介するのは、インテリアスタイリストの大谷優依さんのデスクです。
「デスクは『IKEA』の引き出しに、東急ハンズで買った天板を載せて、簡易に作っています。
もともと物置きにしていた空間を、私のワークスペースにしたんです。サイズがぴったりなので、この家に住んでいる間は、デスクはこの組み合わせで使い続けたいなと思っています。
それと『LAPUAN KANKURIT(ラプアン カンクリ)』のリネンブランケットを、カーテン代わりに。目隠しにもなるし、オンライン打ち合わせのときにも背景になるので便利です。
このカーテンのおかげで、いい小部屋ができたなと思っています」
▲椅子は、デンマークのデザイナー、ボーエ・モーエンセンがデザインしたヴィンテージチェア
「デスクの脇には、本棚を。
東京にあるセレクトショップRECTOHALL(レクトホール)で購入したアンティークのものを使っています」
「ペンや書類などのこまごましたものは、ハワイで買ったかごと韓国で買ったかごのふたを組み合わせてつくった場所に収納しています。
整理整頓があまり得意ではないので、基本はとりあえず引き出しに入れていますが、領収書など大事な書類は絶対になくさないように、このかごに収納するようにしています」
▲紙類のごみ箱として使っているのは、ヨーガンレールで購入したかご
▲お茶をいれる急須は、イギリスのジョン・リーチのもの。カップは、鹿児島の『眞窯(まことがま)』のもの
「一日の仕事を始める前に習慣にしているのが、お茶をいれること。お湯を沸かして、お茶をたっぷりいれると、さあやるぞ!と気合が入ります。
気分をOFFにするときにも、同じくお茶と、ちょっとしたおやつを一緒に用意していることが多いです。
毎日ではないですが、疲れた時にはこの組み合わせを準備して、ほっとひと息ついています」
▲お香は京都の『薫玉堂』のもの。『アスティエ・ド・ヴィラット』で購入した陶器製の猫のお香立てもお気に入りだそう
「仕事中に集中が切れた時に、気持ちを切り替えてくれるのは、香りのアイテムです。
特にお香が好きで、気分を集中モードにしたい時には炊くようにしています」
***
物置きだったというコンパクトなスペースに、選び抜かれた素敵なアイテムたちがぎゅっと凝縮されている大谷さんのデスク。
ブランケットをカーテン代わりに使うアイデアや、天然素材のかごを収納場所にするなど、ワークスペースを自分好みに彩っていくヒントがたくさんあったように感じました。
次回の更新もお楽しみにお待ちください。
大谷 優依
雑誌と書籍のエディトリアルデザイナーを経て、2012年インテリアスタイリストとして独立。 ライフスタイル誌を中心に、雑貨、インテリアや空間イメージのスタイリングを担当。 企業ブランドのカタログ、広告、空間演出なども手がける。Instagram:@otaniyui
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