【今夜は、バターをたっぷりと】前編:フライパンで15分!ルウいらずの「本格クリームシチュー」
編集スタッフ 寿山
今日の夕飯は、なんだか美味しくできたなあ。
そう思える日は多くはないけれど、家のご飯がおいしいと、ぽわんとした多幸感につつまれて、眉間の力がふわっと抜けて、おなかの底からじんわり力がわくのを感じます。
「私にもこんな美味しい料理が作れるんだ」と、しみじみ感動したのが料理家・大庭英子さんのレシピ。
今回の企画では、バターをたっぷりと使った、家でこそ味わってほしい冬の家庭料理を教わりました。
前編では、大庭さんが家庭料理の花形とおっしゃる「クリームシチュー」の作り方をお届けします。
塩鮭のクリームシチュー
材料(2〜3人分)
・塩鮭……2切れ
・玉ねぎ……小1/2個
・カリフラワー……小1個(正味250g)
・バター……大さじ2
・白ワイン……大さじ2
・水……1/2カップ
・塩……小さじ1/2
・こしょう……少々
・牛乳……1と1/2カップ
A
・バター……大さじ2と1/2
・小麦粉……大さじ2と1/2
下準備
塩鮭は骨を削ぎ切りし、3〜4等分にきる。玉ねぎはみじん切りに。カリフラワーは小房に切り分け、大きなものはさらに縦半分に切っておく。
作り方
1)材料を炒めて煮る
▲玉ねぎは透明になるくらいまで炒めると甘味が出る
フライパンにバターを溶かし、玉ねぎを入れて中火でしんなりするまで炒める。
カリフラワー、塩鮭を加えて炒め、白ワインをふり、水を加える。
煮立ってきたら火を弱めて、フタをして6〜8分ほど煮る。
大庭さん:
「玉ねぎはうまみを出すなど味の要素として使いたい時はみじん切りに、具材にしたいときはスライスするといいですよ。もし家に白ワインがなければ、料理酒で代用もできます。お子さんがいる家庭などは、どちらも入れなくても大丈夫です」
2)牛乳を加えてあたためる
(1)に牛乳を加えて煮立ってきたら、火を弱めて温め、塩とこしょうで調味する。
3)仕上げにとろみをつける
ボウルにA(バター、小麦粉ともに大さじ2)を入れてフォークの先でバターを切るようにして小麦粉と混ぜ合わせ、ブールマニエを作る。
(2)に入れて溶きのばし、とろりとするまで弱火で煮たら完成!(あっという間に出来上がりました)
大庭さん:
「クリームシチューって、お店ではあまり見かけないですよね。家で作るからこそ、バターをたっぷりと使える贅沢さもありますし、まさに家庭料理の花形だと思います。
ブールマニエがあれば、ルウがなくてもササっと作れます。ぜひ『今夜だけは』とバターを惜しみなく使って、作ってみてください」
ホクホクとしたカリフラワーと塩気のある鮭に、バターたっぷりのクリームルウが絡まって、スプーンが止まらない美味しさでした。とくに大庭さんに勧められて白ごはんと一緒に食べてみたら、塩鮭のしょっぱさでご飯が進む進む……!
おかわり必須のクリームシチューは、ぜひ家族にも食べてもらいたいと思って、帰宅したその夜さっそく作ってみることに。
キッチンに立つのも遅めだったのですが、炒めものみたいな感覚で15分もあれば作れるので、いつも通りの時間に夕飯を食卓に並べることができました。副菜がなくても、白米をそえたら一皿で大満足。 忙しい夜こそ、作ってみてもらいたいレシピです。
【写真】濱津和貴
もくじ
大庭英子
料理研究家。身近な食材を使い、シンプルで、おいしい家庭料理を数多く提案。普段の料理がぐっと美味しくなるポイントやコツをおさえたレシピに定評がある。40年以上にわたり第一線で活躍し続け、料理の圧倒的な美味しさでファンも多い。著書は「おいしい家庭料理の作り方(学研)」など、多数。
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