【ただいま収穫中!】季節とストーリーを込めた、京都の八百屋・坂ノ途中の「おまけ」
坂ノ途中 倉田
こんにちは、京都の八百屋『坂ノ途中』の倉田です。
わたしたちは、提携する農家さんたちが育てた「そのときいちばんおいしい野菜」や「ちょっと珍しい野菜」を「旬のお野菜セット」に詰め合わせ、全国のお客さまの元へ定期宅配でお届けしています。
そんな野菜セットの中で、ひそかな人気なのが「おまけ」。定期宅配のセットには毎回1つ、ちょっとした「おまけ」が入っているんです。
それは旬の果物だったり、ほんの一瞬しか収穫できない山菜だったり、提携する農家さんが作った加工品だったりと、季節感やストーリーのあるものばかり。
今回のコラムでは、個性的な「おまけ」をいくつかご紹介します!
ほろ苦い初夏の味「お茶の新芽」
初夏のおまけの定番になっているのが、お茶の新芽。
坂ノ途中では京都府和束町の農家さんが育てたお茶もお取り扱いをしています。
その農家さんに、新茶の時期にお茶の芽のやわらかい部分だけをつんで、フレッシュなままお届けしていただいているんです。
お茶の新芽が届くと、茶畑を吹き渡る初夏の風を思い浮かべます。季節のめぐりを感じさせてくれるおまけです。
こちらは新タマネギなどと一緒にかき揚げがおすすめ。ほろ苦くさわやかな香りが広がります。
台風で落ちてしまった「完熟前のグレープフルーツ」
秋のおまけに登場した、まだ若い、皮の青いグレープフルーツ。
これから旬の冬へ向かって黄色く熟していく……はずだったのですが、産地を直撃した強い台風で、多くが木から落ちてしまいました。
落ちた影響で皮には傷がついているのですが、中の果肉は問題なく、果汁たっぷりでフレッシュなおいしさ。
完熟前なので酸味が強く、レモンと同じようなイメージで使えます。このときには、果肉を使ったポテトサラダと、シロップ漬けのレシピをつけてお届けしました。
じつは食べられる!「さつまいものつる」
さつまいものつるは、さつまいもの「茎」の、地上に出た柔らかい部分のことです。じつはこれ、食べられるんですよ。
一般にはほとんど流通していませんが、とてもおいしいのでぜひ味わってみていただきたい!とおまけでお届けしました。
晩夏にサツマイモの収穫が始まって秋に終わるまでの、期間限定の味わいです。
あく抜きして炒め煮や佃煮、きんぴらなどに。春に出回るフキに似た、シャキシャキの食感が魅力です。
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わたしたちは、夏には夏の、冬に冬の、自然とともにある空気感をお客さまにもお届けしたい……と思いながら野菜セットを作っています。
農家さんとっておきの「おまけ」も、そんなセットづくりの大切なアイテムのひとつ。畑の息づかいや手触りを、箱を開けたときに感じていただけたら嬉しいです。
倉田優香
環境負荷の低い農業でつくられた野菜を全国へ届ける『坂ノ途中』の広報。1984年、福岡県生まれの32歳。もともとは電機メーカーでバイヤーとして働いていたが、2年ほど前に『坂ノ途中』へ転職。広報のほか、東京にある店舗「坂ノ途中soil ヨヨギ garage」、「坂ノ途中soil キョードー」を担当する。いちばん好きな野菜はナス。自己紹介はコチラ。
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