【密着!】昔観た映画がつらい日を救ってくれた。全国を旅する映画館「キノ・イグルー」有坂塁さん
編集スタッフ 澁谷
スピードの速い時代で
続けた先に見えるもの
私たちが大好きな「あの人」のいまの生き方に迫る、ドキュメンタリー番組『うんともすんとも日和』、第48弾をお届けします。
今回は、全国を旅する移動映画館「キノ・イグルー」の有坂塁(ありさか るい)さんにご登場いただきました!
美術館やカフェ、酒蔵など様々な場所で行われる、かたちに捉われないオーダーメイドな映画イベントが人気の「キノ・イグルー」。大人から子供まで夢中になれる映画体験を生み出し続ける有坂さんが書いた「50年後から今を見る」という言葉の意味とは-。
映画館にほぼ毎日通い、年に365本以上もの映画を観ているという有坂さん。
今でこそ映画好きとして有名ですが、元々は大の映画嫌いで、19歳までほとんど映画を観たことがなかったのだとか。
出発点が「映画嫌い」だったからこそ、「キノ・イグルー」は誰でも安心して自分の好きな映画が語れる場所でありたい。そんな想いを持ちながらこれまで20年ほど活動を続けてきたのだそう。
▲映画館でお気に入りの席はC列の真ん中
今回、取材をしていて気づいたのが、有坂さんには数十年単位で続けている日々のルーティンがたくさんあるということ。
毎朝のランニング、映画館通い、パンフレット収集、SNS投稿。
「毎日決まってやることがあると大変じゃないですか?」と素朴な疑問をぶつけると、「決めたことを自分がクリアできた喜びは想像以上に自信になっていくと思いますし、続けていった先に見えるものもあるので」と有坂さんは答えてくれました。
▲公園でのランニングは10年以上続けている毎朝のルーティンなのだとか
有坂さん :
「たくさん映画を観ておくと日常で何か辛いことがあった時に救ってくれるケースって増えるのかなと思うので」
今日観た映画のストーリーにまだピンときていなかったとしても、きっといつかの自分を救ってくれる日が来るはず。そんな風に話す有坂さんのとある1日に密着しました。
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動画撮影・編集:森田雄司
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