【やさしい鍋】04:酒粕で濃厚、まろやか。ごはんがすすむ「酒粕スンドゥブ」
ライター 瀬谷薫子
冬の鍋は “やさしい” のが一番。手軽に作れて栄養たっぷり、毎週でも飽きない味わい。疲れた身体を1日の終わりにじんわりあたためてくれる、やさしい鍋が知りたいものです。
今回は発酵調味料を隠し味に加えた、少ない材料でもしみじみおいしい4品の鍋を、料理家の榎本美沙(えのもと みさ)さんに教わりました。
酒粕のコクがじんわり染みた
ごはんのすすむ「酒粕スンドゥブ」
材料(2〜3人分)
豚バラ薄切り肉…100g
絹ごし豆腐…1丁(300g)
あさり缶詰…1缶(130g)
にら…1/2束(50g)
えのき…1袋(100g)
酒粕…50g
A
味噌、コチュジャン…各大さじ1
醤油…小さじ1
にんにくすりおろし…1片分
作り方
1.ニラを3〜4cm長さ、えのきは根本を切り取って手でほぐし、豚肉は5cm幅に切る。
酒粕は耐熱皿に入れて水大さじ1をかけ、ふわりとラップをして電子レンジ(600w)で40秒加熱し、よく混ぜる。
榎本さん:
「板粕を使う場合はレンジで柔らかくしてから混ぜ込みますが、柔らかい練り粕を使う場合はそのままでOKです」
2.鍋に酒粕とA、水500ml(分量外)を入れて混ぜ、中火にかける。煮立ったらあさり缶と豚肉、豆腐を入れ、弱めの中火で5分ほど煮る。
榎本さん:
「あさり缶は汁ごと加えることで旨みが増します。豆腐は大きめに掬い入れて。切るよりもスプーンで掬う方が、断面からより味が染みます」
3.えのきを加えてさっと煮て、仕上げにニラをのせる。
榎本さん:
「辛味のあるスンドゥブも、酒粕が入ることでよりまろやかに食べやすくなります。ごはんによく合いますし、締めの雑炊も絶品です」
全4品でお届けした鍋特集。発酵調味料を使うことで、少ない材料でもしっかり味の深い、手の込んだ味付けに仕上がりました。
具材も少量、工程もごくシンプル。その分冷蔵庫の具材を足して、その家の味を楽しんでもらえたらと榎本さん。これからが鍋シーズン本番、家庭に寄り添う自由な鍋でこの冬も暖かく過ごせますように。
【写真】上原朋也
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