【20-40%OFF】新春セール開催中!>>

眠るまえのショートストーリー

眠るまえのショートストーリー

あわただしい一週間をかけ抜けているあなたへ。眠るまえの、ちょっとした時間でも読める、童話のようなショートストーリーをお届けします。本を手にとる元気がない日、心に余裕がない日でも、ひととき現実を忘れて、物語の世界へもぐり込んで。今日という日が心地よく幕をとじ、よい眠りにつけますように……

エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリーspecial edition】vol.2_ほのかさんと不思議な手紙
2025/01/31
2杯目の紅茶の入ったマグカップを両手で包み込みながら、ほのかさんは息をはきました。「ここに越してきて、よかったな」シェアハウスに越してきて5か月。築80年たつというこの家は、気持ち...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー special edition】vol.1_出窓のマキちゃん
2025/01/30
いつものように出窓に腰掛け、足をぶらぶらさせながら、マキちゃんは「引っ越したくないなあ」とひとりごとをいいました。お父さんの仕事の都合で、マキちゃんはあちこちの土地で暮らしてきまし...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー】vol.12_亜麻色からはじめる夜
2023/06/23
 だれだって時には、なかなか眠れない夜があります。ホシさんにとって、今がまさにそんな夜でした。「まったく、どうしたんだろう」30回目の寝返りをうちながら、ホシさんはため息をつきまし...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー 】vol.11_五月のしゃぼんだま
2023/05/19
 五月になりました。風は少しずつ湿り気を帯びてきて、夏が近づいたことを教えてくれます。街に引っ越してきたばかりのサキちゃんは、ママと一緒に庭に出ました。サキちゃんのポケットに入って...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー 】vol.10_木漏れ日のクレープ
2023/04/20
 4月もおわりにさしかかると、最良の朝がやってきます。たとえるならばそれは、季節がくれる贈り物です。空はどこまでも透き通り、風は軽やか。日差しはキラキラとあたりを照らし、汗もかかな...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー 】vol.9_スミレさんの靴みがき
2023/03/24
 目を覚ました瞬間に、「今日は、靴みがきにもってこいの日だわ」と、スミレさんは思いました。カーテンの隙間から、青々とした空がのぞいています。「日向ぼっこしながら靴をきれいにしたら、...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー 】vol.8_ハルオさんの春さがし
2023/02/17
 北国の小さな町を訪れたのは、2月も終わりのことでした。ホームも駅舎もどこもかも、ふかぶかと雪が積もっています。もう一枚重ね着をしてくればよかったな。そう思いながら改札を出ると、ハ...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー 】vol.7_雪の朝
2023/01/06
 5回目の目覚ましアラームが鳴りました。ヤスミさんは手を伸ばしてパッと止めると、ぶるぶるっと震え、再び布団のなかで丸くなりました。「今日も冷え込むわねえ」ヤスミさんは朝に弱いうえに...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー】vol.6_トナカイのセーター
2022/12/09
 小包をあけたユキノさんは、驚いてしまいました。「ちょっと早いけど、メリークリスマス」のメッセージと一緒に入っていたのは、ニカッと笑ったトナカイがスパンコールとともに編み込まれた、...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー】vol.5_流星群と猫
2022/11/11
 ミチオさんが朝刊をひらくと、すみっこのほうにこんな見出しがありました。「今晩、しし座流星群がピークを迎えます」「そうそう、今晩だね」とミチオさんはつぶやいて、コートをとりだしまし...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー】vol.4_アヤさんとふたつぶの豆
2022/10/21
アヤさんがポストをあけると、郵便が一通入っていました。封筒の裏を返すと、菫色のインクで書かれた懐かしい筆跡。「あら、ヒトミさんからだわ」ヒトミさんは、もう50年来の友人です。いそい...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー】vol.3_鳴く虫コンクール
2022/09/16
 夕暮れの町を自転車で走っていたら、ふと、手書きの看板が目に入りました。「虫の音コンクール会場」そこは、きわめて小さな公民館でした。不思議に思って近づいていくと、「おつかれさまです...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー】vol.2_エリコさんのお茶会
2022/08/19
 「お茶会にいらっしゃいよ」と、エリコさんから電話がきました。木の実がコロコロと転がるような声で、エリコさんが誘います。「都会は、ずいぶんと暑いのでしょう。こちらは、すずしいですよ...
エッセイ・コラム
【眠るまえのショートストーリー】vol.1_落ち葉の展覧会
2022/07/08
 オオカワさんは、ちょっと変わった花屋さんです。一言でいうとそう、長靴下のピッピが大人になったような人です。おしゃれな洋服屋さんで花を売っていたかと思えば、屋台に花を積んで売り歩い...